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保険金の分割受け取りで「損」してしまう理由

2/19(水) 5:35配信

東洋経済オンライン

大人になると、お金に関して多くの選択を迫られるようになります。貯金するか、投資するか。投資するにしても、どの銘柄をいつ買うか。どの保険に入るのか。とっさに損得計算できず、勧められるままに買ったら結局損した……なんてことにもなりかねません。
お金について損得を判断するには、どのような知識が必要なのでしょうか。横浜国立大学名誉教授である西村隆男氏の著書『経済的自由への道は、世界のお金の授業が教えてくれる―人生の選択肢が広がるパーソナルファイナンスの教科書―』から一部を抜粋・再構成して、本当にお得な選択をするためのヒントをお伝えします。

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■ファイナンスとは? 

 今、20万円の現金が手元にあるとして、これをそのまま持ち続けるとしたら、丸2年経っても20万円のままです。金利は低いものの、定期預金の年利が0.2%のネット銀行に預けると、2年後には20万800円になります。銀行に預けている間、私たちはそのお金を自由に利用できません。これは銀行に貸付けをしていることを意味します。預金していれば私たちも立派な債権者であり、銀行は債務者です。

 ファイナンスとは、資金のある人が資金を欲しがっている人に融通することです。ファイナンスの仕組みによって、資金を必要とするところに余った資金が動いていきます。貸し付ける側は融資する手数料として金利分を受け取り、借りる側は融資してもらう手数料として金利分を支払います。

 ファイナンスでは、資金の「現在価値(PV:Present Value)」に金利が上乗せされた一定期間後の価値を「将来価値(FV:Future Value)」と呼んでいます。式にすると、「将来価値(FV)=現在価値(PV)+利息」となります。この考え方を使えば、お金に関する損得計算ができます。

 ここで、金利や利息といった言葉について改めて整理しておきます。利息、利子、金利、利率、利回りなど、紛らわしい用語がいろいろあります。

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最終更新:2/19(水) 5:35
東洋経済オンライン

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