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お笑い芸能人の引き際とは 「荒井注さん」の場合

2/19(水) 11:01配信

デイリー新潮

 一時期、テレビで見ない日はないほどの活躍ぶりを見せていたみのもんた(75)が「秘密のケンミンSHOW」のレギュラーを降板し、ついにレギュラーがゼロになる、というニュースが反響を呼んでいる。

【写真】荒井注さん葬儀で弔辞を読んだ「いかりや長介と仲本工事」

 本人によれば、還暦を過ぎたあたりから体力の衰えを感じており、

「数字低迷で番組打ち切りになって“みのさん、いなくなった”と言われるんじゃなくてね。数字がいいのに“どうしていなくなったの”と言われたほうがいいもん」

 と考えたのだという(「週刊新潮」2月6日号)

 引き際をどうするか、というのは功成り名を遂げた人にとっては大きな課題。だからこそ有名人の引き際は注目の的になるのだろう。もう引いて欲しいと周囲は思っているのにそんな気配も見せない、といった人も各所にいることも、今回の決断が好意をもってむかえられるゆえんだろうか。

 芸能界でいえば、どちらかといえば人気が無くなって自然に身を引いていく、あるいは不祥事などで否応なくそうなってしまう、というケースの方が多く、まだまだ人気があるのに……というのに身を引く人のほうが少ない。

「人気があるのに……」の代表例としてよく取り上げられるのは、上岡龍太郎さんだろう。本人の強い意志で引退した後は一切表に出てこず、取材にも応じない。惜しむ声もいまだにあるものの、その潔さはもはや伝説的ですらある。

 同じお笑い界では荒井注さんの存在も忘れてはならないだろう。ザ・ドリフターズが人気絶頂の頃に脱退。自らの意思でフェイドアウトしていった人物。厳密に言えば、荒井さんの場合は、芸能界引退ではなく「お笑い界引退」というスタンスだったようだ。

「ドリフといえば志村でしょ」という若い人のために、あるいは「なんだバカヤロー!」が懐かしいという年配者のために、ノンフィクション作家、黒井克行さんの著書『男の引き際』から、荒井さんについての章(「でも、忙しいのはごめんだったね」)をご紹介しよう。

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最終更新:2/19(水) 12:43
デイリー新潮

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