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汗や涙にも肌が反応する「水アレルギー」の全て

2/20(木) 22:02配信

ウィメンズヘルス

あなたも恐らくデスクの上に水の入ったコップを置き、バッグの中にウォーターボトルを入れている。体の60%が水でできていることを考えれば、十分な水分補給が重要なのは当たり前。でも、水を飲むことで体に甚大な被害が及ぶケースもあるって知ってた?

非常に稀ではあるけれど、皮膚が水に触れると体がヒスタミンを分泌してしまう「水アレルギー」は本当に存在する。シャワーや水泳だけでなく、場合によっては水を飲んだだけでもアウト。

あまりに奇妙な現象なので「そんなことが本当にありえるの?」と疑いたくなる気持ちはよく分かる。そこで今回は、皮膚科専門医と実際の患者たちが水アレルギーの全てをアメリカ版ウィメンズヘルスに語ってくれた。

水アレルギーとは

水アレルギーのある人は、大抵「水じんましん」か「水原性そう痒症」のいずれかの診断を受けている。じんましんでは発疹や湿疹が出て、そう痒症では皮膚の痒みと不快感が生じる。スプリングストリート皮膚科クリニックの皮膚科専門医、サプナ・パレプ医学博士によると、通常は水じんましんの方が症状が重い。

医学文献には水じんましんの症例が50~100件程度しかないけれど、実際の(特に発展途上国の)患者数はもっと多いかもしれない。これまでの調査によって、水じんましんは男性より女性に多く見られ、その大半は思春期に診断されることが分かっている。また、2017年の調査によると、水原性そう痒症は水じんましんより少しだけ一般的。

水アレルギーの原因

ほとんどの場合、水じんましんは散発性で根本的な原因がハッキリしない。でも、パレプ博士の話では遺伝の可能性がある。

身体的なアレルギー反応を引き起こすのは、溜まっている水、流れている水、汗や涙などの体液、ときに尿。水原性そう痒症の場合、マスト細胞(結合組織内の免疫力を高める細胞で、細菌やアレルゲンといった異物の侵入を体に知らせる)からヒスタミンが分泌されて、皮膚の痒み、じんましん、腫れ、火照りなどのアレルギー反応に拍車をかけるそう。

医師は大抵、患者の話を聞いただけで水アレルギーと診断するので検査の必要はないけれど、患者が不安を見せる場合は水による誘発試験を行い、水アレルギーの有無を確認することもある。この試験は、常温の水で濡らした布を患者の皮膚に当て、患者の反応を慎重に見守るというもの。

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最終更新:2/20(木) 22:02
ウィメンズヘルス

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