ここから本文です

田嶋陽子が斬る!「男手放しても職手放すな」

2/20(木) 5:25配信

東洋経済オンライン

 1990年代、『ビートたけしのTVタックル』に出演していたフェミニストの大学教授、田嶋陽子氏を記憶にとどめている人は多いのではないか。番組には、ほかにも大学教授や作家などの知識人が出演していたが、彼女ほど目立っていた人はいないのではないか。それはもしかすると、正論を主張していたにもかかわらず、ほかの男性出演者たちから批判されていたからかもしれない。

この記事の写真を見る

 今、その田嶋氏が再び注目されている。2019年に創刊されたフェミ雑誌『エトセトラ』が、11月に発売された第2号で1冊丸ごと田嶋陽子特集を組み、同時期に田嶋氏が1992年に出した『愛という名の支配』が2度目の文庫化されたことがきっかけだ。

 こちらの本は、自身の母との確執を入り口に、夫婦の家事シェアや、ハイヒールの問題などを論じたエッセイ集である。時代を先取りしていた田嶋氏に改めて、今の女性が自立して生きるために何が必要なのか聞いた。

■日本は男と女がセットで1人前

 ――今、30代の共働き世帯を中心に、夫婦間の家事シェアが問題になっています。

 昔、イギリスに住んでいたときにつくづく思ったけど、向こうは一人ひとりが1人前なのに、日本は男と女がセットになってやっと1人前だから、個が弱いんですよ。日本の男は200%の力で会社で働くために支えてくれる女が必要で、女はタダ働きで家事をやるものだとしつけられてきた。だけど、今の30代の女の人は社会に出て働いているんでしょ。だったら自分のことは、自分でやってくれる男がいいですよね。

 昔は「ヨメをもらうときは親を見ろ」と言ったものです。それは男の立場で言っていたけど、今は働く女性なら相手の親を見ないと。お母さんが専業主婦か、それとも働いていて、子どもに自分のことは自分でさせていたか。彼が「お前を愛しているから何でもするよ」と言っても、20年も母親に全部面倒をみてもらっていた男は、結婚したからってすぐには変わらないですよ。

 ――結婚当初は家事をシェアしていたのに、子どもが生まれると9対1で妻の負担が多くなる夫婦もいます。

1/6ページ

最終更新:2/20(木) 5:25
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ