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自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう

2/21(金) 12:07配信

PHP Online 衆知(THE21)

企業に広がりつつある「涙活」とは?

「泣くと気持ちがスッキリする」ということを実感したことがある人は多いだろうが、ストレスをマネジメントする方法として「涙活」というものがある。感涙療法士の吉田英史氏に、泣くことの効果と涙活の実践法を聞いた。

涙は睡眠や運動よりもストレスに効く!?

 皆さんは、最近、涙を流したことがありますか?

 日本社会には、家の外だけでなく、家の中でさえも、泣くことを極端に嫌う風潮があります。幼い頃から「泣いてはダメ!」と言われて育ってきたのですから、学校や職場で涙を流すことに抵抗がある人が多いというのは頷けます。

 でも、実は涙は、睡眠や運動よりもストレス解消に役立つことが、脳科学的に解明されてきています。

 人間はストレスを感じると、自律神経のうち、交感神経が優位になります。しかし、涙を流すと、副交感神経優位へと切り替わります。副交感神経が優位になると、気持ちが落ち着いたり、リラックスしたりするため、泣くことで人間は「スッキリした」と感じるのです。

 私たちが提唱している「涙活」は、ストレス軽減を目的にして、積極的に涙を流すことです。

「情動の涙」が自律神経に作用する

 では、すべての涙にストレス解消の効果があるのかと言えば、答えはノーです。

 一般的に、涙には3種類あると言われています。

 一つ目は、反射による涙。例えば、目にゴミが入ったときに流れる涙です。

 二つ目は、基礎分泌の涙。健康であれば、眼が乾いてドライアイになってしまわないのは、基礎分泌の涙が流れているからです。

 残念ながら、この2種類の涙は、ストレス解消には役に立ちません。

 ストレス解消に役立つのは、情動の涙です。

 先ほどお話しした、交感神経優位から副交感神経優位への切り替えは、脳の大脳皮質にある前頭前野が興奮することで起きます。そして、共感脳とも呼ばれる前頭前野は、感情を動かされたときに興奮するのです。

 映画を観たり、小説を読んだりして感動の涙を流すと、スッキリした気分になった経験が誰しもあると思いますが、その理由はここにあります。

 感情が動いて流れる涙であれば喜怒哀楽のどれでもいいのですが、特に効果があるのは感動の涙です。

 悲しくて流す涙にも効果はありますが、ストレス解消のためにわざわざ悲しい気持ちになることは、あまりお勧めしていません。

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最終更新:2/21(金) 12:07
PHP Online 衆知(THE21)

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