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「彼は私の最大の理解者だから」既婚者の巧妙な手口に騙されるキャリア女子たち

2/22(土) 17:02配信

Suits-woman.jp

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、キャリア女子がハマってしまう「なりすまし独身の既婚者男」との泥沼恋愛。既婚男性の見分け方を紹介します。

相手に厳しく当たるフリーライターの男

飲食店を全国でチェーンを展開する企業に勤務する山下敏子さん(仮名・36歳)は、企画部門のエースとして活躍しています。美しく聡明な彼女は、会社の広告塔として飲食店の専門雑誌や業界紙に登場することも多い、知る人ぞ知る存在。

彼女はそれまで仕事一筋の人生を送っていましたが、最近出会った弘人さん(仮名・32歳)と先月から同棲をしており、プライベートも充実。

弘人さんは、以前は大手出版社で雑誌編集者として活躍していました。しかし、ここ数年の出版不況……会社の未来に失望して、フリーライターとして独立。早くも大活躍しているそうです。多数の出版社から依頼をされながら、会社員経験を生かして、広告や企業のPR記事の仕事も手がけています。

敏子さんは会社でのPR企画を担当しており、広告代理店に勤務している友人から弘人さんを紹介されたのです。これが二人の出会いでした。企画部門の取材対象者として会社から選ばれ、弘人さんのインタビューを受けることになった敏子さんにとって、弘人さんへの第一印象はあまり良くなかったそうです。

決してイケメンでもなければ、風貌もパッとせず、はっきり言えば「お金のないライター」というイメージの弘人さん。そのくせ話し方は上から目線で、質問の一つ一つも挑発的。インタビュー中は終始、敏子さんはイライラさせられていました。

さっきまでの態度と打って変わって甘く優しい

しかし、その後の写真撮影で、弘人さんの態度は一変。柔らかい物腰で、敏子さんの美貌を褒めたたえます。

その後、インタビュー中の無礼を敏子さんにお詫びしてきたのです。聞けば、インタビューでは相手から本音を引き出したくて、集中して細かいことに気がまわらなくなってしまうとのこと。

敏子さんは弘人さんに対して、「それで、よくライターが務まるものだ。きっと他ではトラブルも絶えないのだろう」と思っただけでした。

しかしその2週間後、インタビュー原稿を見て、敏子さんの弘人さんへの印象がガラリと変わわりました。

弘人さんの書いた原稿は、限られたスペースの中に、敏子さんの伝えたいことがすべて美しく収まっていたのです。

そこに書かれた言葉の一つ一つに、敏子さんが本当に伝えたい思いがあり、敏子さんの魂として宿っているようでした。敏子さんの心の内を、弘人さんがすべて知っているかのような錯覚にとらわれるほどの原稿だったのです。

人としての印象にはやや難が有りながらも、これだけ仕事ができるなら引き合いも絶えないだろう……そう感心したところでデスクの上のパソコンに目を移すと、ちょうど弘人さんからメールが届いていました。

それは他愛のない取材協力の御礼でしたが、「意外にマメでもあるんだな」と、そう感心した敏子さん。原稿の内容がとても良かったことを感想として書いた返信を送ると、またすぐに弘人さんから返信があったのです。

そうして数度のやりとりをしているうちに、敏子さんは、弘人さんに興味を抱きはじめました。敏子さんの送った言葉の一つ一つに対して、丁寧な弘人さんの解釈を加えられ、敏子さんは弘人さんが自分の理解者のように思えてきたのです。

弘人さんから届いたメールに、食事でもどうですかという誘いの一文が入っていたのは、敏子さんが一度弘人さんとゆっくり話してみたい、そう思いはじめたタイミングでした。すぐにOKを出して、その数日後に2人は会うことになりました。

敏子さんにとって、弘人さんとの食事はとても充実した楽しいものでした。社会人になってからずっと仕事に夢中になっていて、ときどき恋愛もしたけれど、いつも必ず仕事を優先した結果、気付いたら結婚せずに今に至った敏子さん。

周囲の人からは「仕事人間」「仕事と結婚した」と言われ、それを誇りにしてはいながらも、本当は誰かに支えて欲しいと思っていました。そして、支えてくれる人と出会えない自分に、女性としての自信も失いかけていたのです。

弘人さんは、そんな敏子さんの気持ちを、昔からすべて知っていたかのように受け入れてくれ、さらに敏子さんの女性としての魅力を、いくつも指摘してくれます。それでいて敏子さんがダメな部分を、手厳しい言葉で指摘し、その後に甘い言葉をささやく……敏子さんは弘人さんと話すほどに、弘人さんに惹かれていきました。彼の指に結婚指輪はありません。敏子さんが「長い付き合いの彼女とかいるんじゃないですか?」とパートナーの有無を聞いた時、弘人さんは「いないですよ、そんな人(笑)」と即答。

その後、数度の食事の機会を経て、2人は正式に交際スタートしたのです。

彼と将来を夢見て、同棲を始めるも……。続編に続きます。


(教えてくれた人/小川健次)
恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行う。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/

小川健次

最終更新:2/22(土) 17:02
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