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来週(2/25~28)の日経平均株価の予想レンジは、2万3000~2万4000円! 引き続き「テレワーク」や「アニメ」関連銘柄、「高配当株」を要チェック!

2/22(土) 1:10配信

ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は、GDPの悪化や
アップルの未達見通しにより、値動きの荒い展開に! 
 今週(2月17日~21日)の日経平均株価は、値動きの荒い相場展開になりました。

 週前半は、10~12月期GDPが予想以上の悪化となったこと、さらに、米国のアップル(AAPL)が「1~3月期の売上高目標が達成できない」との見通しを示したことをきっかけに、これまで相場のけん引役だったハイテク株が軒並み下落し、日経平均株価は一時2万3100円台まで下落。しかし、アップルの株価下落が限定的だったこともあって、翌日には買い戻しの流れになりました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
 とはいえ、新型コロナウイルスの感染が日本や韓国に広がるなか、投資家の“リスク選好姿勢”が後退しており、その後は不安定な相場展開となりました。もっとも、商いをともなった荒い値動きではなく、GDPの悪化やアップルの売上未達見通しを受けた先物売り、その後のショートカバーといった先物主導の展開でした。

 一方で、TOPIXの断続的な売りが続いていますが、海外勢による資金流出との見方がされています

●来週の日経平均株価は、レンジ内での推移する見通し
海外勢による資金流出の流れに要注意! 
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万3000円 ~ 2万4000円
 
 来週(2月25日~28日)の日経平均株価は、2万3000~2万4000円レベルでの「レンジ相場」が続きそうです。

 引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大が封じ込められるかどうか注目されます。中国では感染者数がピークアウトしてきているとの報道も見られますが、日本国内での感染者数は依然として増加している状態のため、楽観的な見方にはなりづらいところでしょう。

2月22日~23日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、新型肺炎を巡る成長リスクが議論されるので、財政支援など各国の姿勢が注目されそうです。

 また今週は、日経225先物への売り仕掛け的な動きとその後のショートカバーの動きが目立ちましたが、一方で、TOPIX売りが警戒されています。日本株ETFの「JPモルガン・ベータビルダーズ・ジャパンETF(BBJP)」は、このままいけば月間ベースで2018年6月の取引開始以降で最大の資金流出となると伝えられています。このところ、先物市場でJPモルガン経由によるTOPIX先物売りが続いているため、不安視されているようです。

 日経225先物への買いから、ソフトバンクグループ(9984)など指数インパクトの大きい“値がさ株”が日経平均株価を下支える中で、TOPIX売りによって全体としては弱含みの相場展開につながっています。

物色の流れとしては、新型コロナウイルスの影響から、「試薬」のほか、不要な外出を避ける流れからの「テレワーク」や「アニメ」といった銘柄へも関心が集まるでしょう。
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 また季節性から、配当志向の物色のほか、企業の資本政策の流れによって自社株買いの発表も増えてきているので、その辺りも材料視されるでしょう。
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 その他、親子上場への市場の関心が高い状態が続いているので、上場子会社の動向にも注目しておきたいところです

●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
有機合成薬品工業が+59.00%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位は、有機合成薬品工業(4531)。抗ウイルス点眼薬の原薬を製薬会社に卸しており、新型コロナウイルス関連銘柄として個人投資家を中心とした資金が集中しました。これまで株価が250~300円辺りで推移してため手掛けやすく、ストップ高を交えての上昇となりました。

 値上がり率2位のブイキューブ(3681)は、Web会議・テレビ会議などのシステムを手掛ける企業ですが、テレワーク関連銘柄として人気化しました。新型コロナウイルスの感染が広がる中、株主総会を支援する特別配信サービス、オンライン開催・完結が可能なライブ配信サービスなど、新たな取り組みを相次いで発表したことも好感されました。

 値上がり率3位は、グッドライフカンパニー(2970)でした。連日、投資家の上遠野俊一氏が財務省に提出した変更報告書(5%ルール報告書)において、保有比率が増えていることが思惑視されました。前週に発表された決算に対する反応は限られていましたが、保有比率の上昇が伝わって以降、強い値動きとなりました。

 値上がり率4位のフリークアウト・ホールディングス(6094)は、第1四半期の決算が材料視されました。売上高は前年同期比69.8%増の74億2200万円、営業利益は3億100万円(前年同期は1億7000万円の赤字)と、黒字に転換したことが高評価されました。

 一方、値下がり率ランキングのトップはイオレ(2334)でした。販促広告分野における大型案件の獲得未達などを要因とした、2020年3月期の業績予想の下方修正が嫌気されました。また、求人広告分野などは、新型コロナウイルスによる相次ぐイベント中止を背景に、需要が減少するといった思惑にもつながったようです。

 ■今週の値上がり率トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +59.00
 有機合成薬品工業(東1・4531)
 2
 +51.98
 ブイキューブ(東1・3681)
 3
 +00.00
 グッドライフカンパニー(JQ・2970)
 4
 +46.97
 フリークアウト・ホールディングス(マザ・6094)
 5
 +43.93
 グッドスピード(マザ・7676)

 ■今週の値下がりワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -40.65
 イオレ(マザ・2334)
 2
 -31.64
 レオクラン(東2・7681)
 3
 -30.32
 ブティックス(マザ・9272)
 4
 -27.81
 スペースマーケット(マザ・4487)
 5
 -26.41
 ツナググループ・ホールディングス(東1・6551)

 ■今週の出来高トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 351,990,600
 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
 2
 350,182,200
 エー・ディー・ワークス(東1・3250)
 3
 188,664,500
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 4
 104,158,900
 Zホールディングス(東1・4689)
 5
 104,141,900
 日産自動車(東1・7201)

●【来週の主要イベント】
米独の10-12月期GDP改定値や米国の住宅関連指標に注目! 
 <2月24日(月)>
◆独2月IFO企業景況感指数

<2月25日(火)>
◆1月企業向けサービス価格指数
◆12月景気先行指数/一致指数改定値
◆独10-12月期国内総生産(GDP)改定値
◆米10-12月期四半期住宅価格指数
◆米12月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆米2月リッチモンド連銀製造業指数

<2月26日(水)>
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆米1月新築住宅販売件数

<2月27日(木)>
◆欧2月経済信頼感
◆米10-12月期四半期実質国内総生産(GDP)改定値
◆米1月耐久財受注
◆米1月住宅販売保留指数
◆決算発表:ベスト・バイ(BBY)、バイドゥ(BIDU)、ビヨンド・ミート(BYND)

 <2月28日(金)>
◆1月失業率
◆1月有効求人倍率
◆1月鉱工業生産(速報値)
◆1月百貨店/スーパー販売額
◆1月新設住宅着工戸数
◆独2月失業率
◆欧2月消費者物価指数(速報値)
◆米1月個人所得
◆米1月個人消費支出
◆米2月シカゴ購買部協会景気指数
◆米2月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)

●【来週の注目銘柄】
「オルトプラス」「HENNGE」「エヌ・シー・エヌ」
の3銘柄をピックアップ! 
 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

 オルトプラス(2020年2月21日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 東1・3672
 926円
 -倍
 8.22倍
「ヒプマイ」の新作アプリのリリースが迫り、株価上昇に期待! 
ソーシャルアプリの開発に特化して事業を展開しています。人気コンテンツ「ヒプノシスマイク(ヒプマイ)」のアプリゲームの開発を進めており、3月下旬にもリリースが予定されていいます。「ヒプマイ」は、男性声優によるプロジェクトで、人気が高いコンテンツです。株価は、狭いレンジでの推移が続いており、煮詰まり感が意識されています。上下どちらかに放れる前兆と思われるので、要注目です。

 HENNGE(2020年2月21日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 マザ・4475
 2809円
 308.0倍
 43.74倍
「HENNGE One」導入企業の増加に期待
SaaS認証基盤である「HENNGE One」事業が主力です。SaaSとは「Software as a Service」の略で、クラウドサーバー上にあるソフトウェアを、インターネットを経由してユーザーが利用できるサービスです。ソフトウェアをユーザーのパソコンなどにインストールする必要がなく、ネット環境さえあればどこからでもアクセスできるので、オフィスだけでなく、自宅や外出先からも利用可能です。新型コロナウイルスの感染拡大によって在宅業務を推奨する企業が増えているのでので、SaaSの認証をサポートする「HENNGE One」を導入する企業の増加が期待できます。株価は、足元で強い上昇トレンドを形成していますが、出来高は極端に膨れていないので、資金集中による過熱感は高まっていないと判断できます。

 エヌ・シー・エヌ(2020年2月21日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 サービス業
 JQ・7057
 986円
 17.5倍
 1.81倍
非住宅木造建築物のニーズ高く再評価に期待
独自の木造用建築システムである「SE構法」に基づき、構造計算から建築資材の供給、性能保証まで一貫して提供しています。第3四半期決算に合わせて、2020年3月期業績予想の下方修正を発表したことを受けて、株価は急落。住宅分野において、消費増税の影響が予想以上だったことも影響しました。一方で、大規模木造建築(非住宅)分野において構造計算および構造加工品出荷棟数が計画を上回り堅調に推移しています。足元では、木構造生産CADソフトウェア開発でトップシェアであるネットイーグル社と合弁会社「木構造デザイン」を設立。非住宅木造建築物のニーズが高まる中で、再評価の流れが期待できます。株価は、上場来安値水準まで調整しており、テクニカル面でも今が底値との意識が高まりやすいでしょう。

【※今週のピックアップ記事! 】
⇒“巣ごもり消費”関連銘柄の「ビーグリー(3981)」や「ネクソン(3659)」に注目!  新型肺炎の影響でゲームやマンガなど、自宅で楽しめるサービスが人気に! 

 ⇒投資資金が少ない株初心者におすすめの「5万円株」は、「ワコム(6727)」と「nmsホールディングス(2162)」!  増収増益&テーマ性もあって中長期で株価上昇に期待

ラカンリチェルカ(村瀬 智一)

最終更新:4/27(月) 13:31
ダイヤモンド・ザイ

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