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「許せない!」パリSG選手全員が参加した、ドルトムント戦後のバカ騒ぎムービーが流出。非難の矛先は…【現地発】

2/23(日) 16:00配信

SOCCER DIGEST Web

SNSでの公開については疑問符が

 これらに真っ向から反論したのは、元ポーランド代表でCLを戦った経験をもつリュドヴィック・オブラニャックだ。怒りを隠さず、このようにまくしたてた。

「正直に言って、僕も現役時代に夜遊びをしたことはある。だが、CL前後にこんなことをするなんて、絶対にあり得ない。考えたことも、したこともない。パリのサポーターに、どう思ったか聞いてみるといい。これは、選手たちがクラブにブラ・ドヌール(片腕を上げもう一方の手で二の腕を叩く侮蔑の動作)をしたとしか思えない」

 またフィジカルトレーナーのボブ・タリ氏も、「試合や遠征の疲れが取れていないのに、こんな夜の馬鹿騒ぎをすれば、疲労回復まであと3日はかかる」と指摘した。

「試合前はもとより、試合後も、絶対にあってはならないことだ。まずは試合結果を真摯に受け止め、分析し、疲労を取ってリスタートしなければ。誕生パーティーは、もっと後にずらしてやるべきだ」

 元代表監督のレイモン・ドメネクは、「昔はこうした騒ぎを家でやったとしても、本当にプライベートな内輪のものだったから、話題にすらならなかった」とこぼした。

「だが、ソーシャルネット時代になって狂ってきた。内輪でそっとやるのは許せるが、映像を流すことは許せない」

 ドルトムント戦敗北以来、パリSGをめぐっては、疑問や問題が噴出している。プレスネル・キンペンベの兄が、やはりソーシャルネット上で、トーマス・トゥヘル監督を「売女の息子!」と侮蔑する事件まで起きた。選手であるキンペンベ本人も批判の対象になったため、兄が21日に謝罪したばかりだ。

 こうした動きに対して、クラブは沈黙を守っており、トゥヘル監督も孤立無援の気配が漂っている。この馬鹿騒ぎの直後となる21日17時半、チームはマスコミをシャットアウトして練習を再開したが、前出のボブ・タリ氏は「朝まで騒いだ以上、アルコールを抜いて、酸素吸入を基本にした軽いトレーニングにせざるを得ないだろう」と指摘した。

 果たして、パリのスターたちは今後、どう戦うのだろうか。

 皮肉だったのか本気だったのか、ネイマールは21日、酔いどれながら、今年はリオのカーニバルのためにブラジルに帰国しないと発表した。フランス人は、このビッグニュースを爆笑で迎えるしかなかった。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI

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最終更新:2/23(日) 16:06
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