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「誰」よりダメなのか?あなたを縛っているものはプライド?それとも自尊心?

2/24(月) 15:01配信

Suits-woman.jp

無意識のうちに誰かと比べてはいませんか?

では、その何の根拠もない自動思考はどこからきているものなのでしょうか。

それは、日本教育のすべて枠に納める、ハミ出すことが変みたいな教えからきている場合もありますし、親からの躾、友人との関係から作られる場合もあります。世間体というものも自動思考に大きな影響を与えます。

人は何かしらの価値観や世間体に縛られているものなのです。その価値観が広い人ほど柔軟性のある考え方が最初からでき、反対に狭い人は先入観にとらわれた考え方しかできません。

しかし、問題なのが狭い人こそ、自身の価値観が狭いことに気づかないのです。なぜなら、自分自身はこんなにちゃんと生きてきているのだからと、自分の価値観が狭いなんて思っていないからです。もしかしたら、その価値観に対して嫌だという感情はあるのかもしれません。でも、それを変えることはできないのは、心の底ではその価値観は正しいと思っているからです。

一つ考えてみてほしいことがあります。その価値観は、何に対して芽生えているものなのかということ。「あの人に負けるわけがない」「(誰かと比べて)自分はもっとできるはずだ」「あの人の期待にこたえなければいけない」と他者にとって自分はどうなのかということを思ってしまってはいませんか?その出来事はあなた自身に起こったことなのに……。他者は関係なく、「この出来事は自分にとってどうなのか」という考えを持つことが、価値観を変える一歩になります。

自尊心とプライドの違い

他者に対しての自分を気にする人の多くは、プライドが高い場合があります。自分にとってどうなのかと考えられる人には自尊心が備わっています。プライドは、「他人から認められたいという他者承認」、そして自尊心は「自分を認めているという状態の自己承認」を指します。

プライドが高いと、どうしても何かを見下すことで自分が上だと思い込んでいます。一方自尊心の高い人は、自分もできていないところがあるのだから、他人にもあると、お互いを認め合うことができます。

仕事で失敗してしまった時、自分はダメだと思ってしまうのは「誰」よりもダメなのでしょうか?結婚していない自分をダメだと責めるのは、「誰」と比べてダメだと思っているのでしょうか?

あなたの自動思考、価値観は誰と比べたものでしょうか。自分の価値を決めるのは自分自身です。他人と比べて、自分の大切さをどうか見失わないでください。


「仕事を辞めたら次が見つからない」、「女性なんだから結婚しないといけない」という考えは誰かと比べている証拠。何の根拠もない価値観に縛られないでください。


(教えてくれた人/水口明子さん)
メンタルケアオフィス「ハビットマインドKOKOLO」代表。公認心理師(国家資格)、精神保健福祉士(国家資格)、全心連公認 プロフェッショナル心理カウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定1種などの資格を持つ。メンタルクリニックにて、インテーク面接や、訪問看護を担当後、うつ病に特化した、就労移行支援事業所の管理者としてプログラム講師、利用者へのカウンセリングを実施。また、浦和にあるカウンセリング研究所にて講師として、メンタルヘルス、アサーション、プレゼンテーションスキルアップなど50以上のプログラムを作成し、人材育成も行なっている。

水口明子

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最終更新:2/24(月) 15:01
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