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山口紗弥加の演技に絶賛の声 『シロクロ』母親役で見せた優しさと危うさの狭間

2/24(月) 14:02配信

リアルサウンド

 レン・リコ(共に清野菜名)の生い立ちが明らかになった『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(読売テレビ・日本テレビ系)の第7話。麻衣子(山口紗弥加)の衝撃的な発言で、レン・リコが背負ってきた苦しみが白日に晒される。一方で、直輝(横浜流星)は自身の父親である哲也(田中圭)が犯人だと報道されたTVを観て取り乱すのだった。

【写真】血を流す横浜流星

 ミスパンダの人格から、リコの人格が目覚める。今まで直輝が呼び出していたミスパンダは、リコ自身が“なりたい姿”だったのだ。リコは、自分の記憶を消してレンに戻してほしいと直輝に掛け合うが、リコの人格を失う前に門田(山崎樹範)の死の真相を暴いてほしいと言う。驚いたことに犯人は麻衣子だった。レンとリコを実験台にし論文を発表しようとした門田に、リコをレンのままでいさせろと詰め寄る麻衣子。しかし、門田はそれをよしとせず、麻衣子は論文ごと門田の存在を消そうとして刺殺したのだ。

 さらに、リコと直輝に対面した麻衣子は、リコ本人にレンじゃないのかと罵った挙句、直輝にまで、リコをレンの人格に戻せと暴言を吐くのだった。麻衣子は2人の子供を同時に育てることに苦労し、リコを虐待していた。レンと2人なら幸せに暮らせると、誤った思い込みをしていたのだ。直輝は、そんな辛い過去を持つリコに、もう少しそばにいてほしいと訴えるが、それは自分の“復讐”に協力してほしいという事情があった。リコは“レンを幸せにする”という条件で依頼を受ける。ミスパンダと飼育員さんという謎に包まれた関係は、突然覚醒したリコと直輝の関係へと変化した。しかし、門田殺害の事件解決後、直輝は自宅のテレビの報道で、コアラ男の正体が哲也であることを知る。報道を聞き、直輝は取り乱す……。

 今まで誰にも必要とされなかったリコが、直輝によって初めて誰かに必要とされる。それがたとえ、“復讐”の片棒を担ぐことだとしても、リコにとっては特別なことだっただろう。その一方でリコは、レンを生かしたいと考えている。悲惨な生い立ちにも関わらず、レンはリコを、リコはレンを思いやって生活している。お互いは同じ空間に居合わせることはできないものの、常にどちらが“生きる”べきなのかを考えているのであった。

 第7話で、直輝はかつてないくらい激しく取り乱した。直輝を演じる横浜は大きく声をあげ、苦しみを全身で表現した。爽やかで冷静なことの多い直輝が見せるギャップに、直輝の痛みがどれほどのものかを痛感する。最愛の父、哲也が容疑者かもしれないという事実を受け入れることに苦しむ直輝を痛々しい姿で熱演した。

 しかし、果たして本当に哲也は容疑者なのだろうか。神代(要潤)の番組で独占入手したという報道は、神代が佐島(佐藤二朗)から直々に聞き出したネタである可能性が高い。神代はわざと報道することで、誰かをおびき寄せているのだろうか、もしくはスクープのためなら直輝を傷つけることさえ厭わないというのか。コアラ男の事件の真相は、裏で何者かが手を引いているかのように思う。

Nana Numoto

最終更新:2/24(月) 14:02
リアルサウンド

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