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イニエスタが描く「戦いにくいチーム」。 J1優勝へ神戸に何が必要か

2/25(火) 6:10配信

webスポルティーバ

ヴィッセル神戸インタビュー特集(1)MFアンドレス・イニエスタ

 今年最初のタイトルマッチとなった富士ゼロックススーパーカップ。長いPK戦の末に勝利をつかみ取った瞬間、ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタは、両手を大きく広げて仲間のもとに走り寄った。ピッチでは常に冷静沈着な男が見せた、歓喜の姿だった。

【写真】識者が予想した「J1全順位」

「チームが進むべき道を、このまま突き進んでいくべきだという自信になった」

 イニエスタのその言葉に、シーズン前の沖縄キャンプで語った、天皇杯での"初タイトル"への思い、そして新シーズンへの決意が重なる。

「天皇杯優勝は、クラブにとって初めてのタイトルであり、チーム、選手、そしてファンのみなさんに、大きな自信をもたらすものになりました。と同時に、今シーズンを戦うにあたって、相手チームがより我々にリスペクトの気持ちを持って臨んでくるという意味でも、意義深い出来事だったと思います。

 そしてそのタイトルは、ゼロックススーパーカップに始まる、さまざまな大会で新たなタイトルをつかむことで、さらに大きな自信になっていくと考えています。どの大会も、簡単な試合などひとつもなく、チャンピオンまでの道のりは、決して平坦ではありません。ですが、チームメイトとともに勝つことで"自信"をより深めるシーズンにしたいと思っています」

 前所属のバルセロナ時代は、32回の"タイトル"を獲得したイニエスタだが、おそらくはその数を増やすごとに、自信の深まりを感じてきたのだろう。それゆえ、天皇杯に次ぐ2つ目の"タイトル"に、喜びを露わにしたのかもしれない。

とはいえ、その余韻に浸っている暇はない。今シーズンは、ゼロックススーパーカップ後に初陣を戦ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を含め、全大会で決勝まで勝ち進めば、実に60試合という忙しいシーズンが待ち受けるからだ。

 もっとも、過去にUEFAチャンピオンズリーグに何度も出場してきた彼のこと。国内外の試合を並行して戦うことには、慣れているに違いない。

 だが、彼にとって、ACLは初めて戦うアジアを舞台にした戦いだ。1戦目のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦では、2アシストを挙げるなどしてチームの快勝に貢献して見せたが、今後はどんな戦いを描いているのだろうか。

「長年ヨーロッパでのチャンピオンズリーグを戦ってきた経験からも、"チャンピオンズリーグ"はすばらしい舞台だと感じています。ひとつのミスの代償が大きく、90分間ずっと『簡単にはミスを犯せない』という緊張感の中でサッカーをするのは、とてもエキサイティングで、サッカー選手として多くの刺激を得ることもできます。

 おそらく、それはアジアでも同じだと思いますし、楽しみにしていることのひとつでもあります。ただ、国内のリーグ戦を並行して戦うのは、決して簡単ではありません。昨年、ACLの決勝まで上り詰めた浦和レッズが、リーグ戦では低迷したということからも明らかです。

 そう考えても、ACL特有の空気感、難しさをしっかりと感じ取りながら、戦いを進めていくことが、必要になってくるのではないでしょうか。

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最終更新:2/25(火) 6:10
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