欧州では、古城を宿泊施設として活用する例がある。日本でも大洲城(愛媛県)、平戸城(長崎県)など、民間企業がサービスを行う形で、宿泊できる城が誕生する。
大洲城では、4月24日から来年3月末まで、30泊30組限定で宿泊客を受け入れる。江戸時代初期、伊予今治藩主の藤堂高虎らにより、近世城郭の形に修築された城は、明治維新や老朽化で、ほとんどの建物が解体された。しかし、2004年に大洲市市制施行50周年記念事業として、木造建築で復元された。
宿泊料金は2人で110万円(1人に付き11万円の追加で6人まで宿泊可能)。物語仕立ての城主体験もセットになっているのが特徴だ。体験できるのは、城主が馬で入城するシーン。宿泊客は城主になりきる設定で、着物や甲冑を着て参加する。鉄砲隊による祝砲の後、引き馬に乗って入城。伝統芸能を観覧後、地元食材を取り入れたコース料理を味わい、高欄櫓(こうらんやぐら)から月を見たり、二の丸に設置された風呂から天守を眺めたりもできる。翌朝は、開園前の臥龍山荘(国重文)を散策後、園内で朝食を楽しむ。
平戸城では、7月頃から旅館業による宿泊を開始予定。1日1組限定で最大5人まで。宿泊場所は1977年に再建され、九州本土と平戸島を結ぶ平戸大橋を一望できる懐柔櫓(かいじゅうやぐら)。シェフによる料理も選択できるようにする。料金は未定だが、平戸市の条例で1組60万円以下になるそうだ。現在、インスタグラムなどのSNSで紹介することを条件に、無料宿泊ができるアンバサダーを募集している。
大洲城、平戸城とも日本100名城の一つ。めったにできない貴重な体験ができそうだ。
問い合わせ
VMG総合窓口(大洲城)/電話0120・210・809
百戦錬磨(平戸城)/電話03・6206・9176
最終更新:2/26(水) 18:59
旅行読売
































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