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販売数35万本の時計「ノット」 遠藤弘満社長に聞く成功術と未来

2/26(水) 16:00配信

WWD JAPAN.com

WWD:「ノット」の強みとは?

遠藤:“体験可能な場”として店舗を持っていること。“ギャラリーショップ”と呼ぶ直営店を11、“コンセプトショップ”と呼ぶサービスなどについて特別な研修を行った卸先を5つ持つ。ギャラリーショップの中には19年12月、1号店である吉祥寺店の地下にオープンした“プレミアムサロン”も含まれる。機械式時計に特化したショップだ。これらとは別に、売り上げベースでは1割弱だが、純粋な卸先もある。

WWD:直近のオープン予定は?

遠藤:3月末~4月頭の予定で京都店が、また5月30日には「ニュウマン横浜(NEWoMan YOKOHAMA)」内に新店ができる。その先は、まず日本全国のエリアにギャラリーショップをオープンしたい。そのために、あと20店舗は必要だ。そのうえで25年までに約30店舗を開店したい。プレミアムサロンも増やしたい。

WWD:EC化率は?

遠藤:「ノット」はクラウドファンディングからスタートしたブランドなので、当初EC化率は100%だった。それが落ち着いて今は25%ほど。理想的な数字だと思う。まずは店舗で体験してほしいからだ。ECは、あくまで実店舗を補完する役割。

WWD:台湾、シンガポール、タイ、ベトナム、韓国と海外にも5店舗を持つ。海外戦略の今後は?

遠藤:5月にフィリピン・マニアに6店舗目ができる。アジア進出に障壁は感じない。しかし同時に、結果も出にくい。“アジア”とひと口に言っても多様で、数字で測りにくい部分がある。例えば日本なら平均収入の“山”となる部分が日本人像を形作るが、アジアの場合、上と下に振り切れた層がおり実像がつかみにくい。

WWD:欧米はどうか?

遠藤:現状、認知度はないに等しいが日本の店舗を訪れた客からは、「日本製の時計をこの価格で買えるのはすごい!」「すぐに私の国に出店すべきだ」と言ってもらえている。

WWD:ブームだった北欧系ミニマルデザインウオッチは失速した。そのユーザーを取り込めているか?

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最終更新:2/28(金) 19:02
WWD JAPAN.com

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