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「ベストシティ部門・1位」の京都…5つのエリア、魅力の差

2/29(土) 16:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

2020年夏の開催が迫るオリンピック・パラリンピックや2025年大阪万博への期待から、東京・大阪の地価高騰が続いている。それに伴い上昇する物件価格の高騰に、賃料相場は対応しきれず、大都市圏の不動産投資利回りはジワジワと低下傾向にある。そのようななか、一人勝ちの状況となっているのが京都だ。本記事では、不動産投資を見越した「観光地」としての京都について見ていく。

京都「洛中、洛東、洛西、洛南、洛北」エリアの魅力

京都市は、イギリスの有名旅行誌「Wanderlust Travel Awards 2018」において、「ベストシティ部門」の1位に選ばれました。2017年に続いての連覇となり、観光地として世界的に注目を集めています。

京都市は大まかに「洛中、洛東、洛西、洛南、洛北」と呼ばれる5つのエリアに分けられます。

京都の中心部を指す「洛」という言葉は、今でも京都の至るところで見かけます。地方から東京へ行くことを「上京」と言いますが、地方から京都へ行くことは「上洛」と言われています。

平安京は中国の都、長安と洛陽をモデルに設計されたと言われていますが、平安京の中央を走る朱雀(すざく)大路から西側の右京は長安、東側の左京は洛陽の影響を強く受けており、そのため右京は長安、左京は洛陽と呼ばれていたそうです。その後、右京は次第に衰退し、左京の別称であった洛陽が、平安京そのものの別称として残ったのです。

◆洛中エリア

洛中エリアは、京都市内で一番資産価値が高いと言われている田の字地区をはじめ、京都で最もにぎわう四条河原町など、繁華街が広がっています。

京都では京都の中心部を「洛中」、周辺を「洛外」と分けて呼び習わしており、洛中は「京都の中の京都」であるといえます。では、洛中と洛外の境界線はどこになるかというと、豊臣秀吉が天下統一後、京都の周囲に築いた御土居(おどい)の内側が洛中、その外側が洛外という認識です。

現在の行政区分でいくと京都市の中心部を占める上京(かみぎょう)、中京(なかぎょう)、下京(しもぎょう)の三区が洛中、それ以外が洛外といえるでしょう。古くからの老舗飲食店やホテル、百貨店も数多くあり、ショッピングスポットが充実しています。

京の台所・錦市場もこのエリアです。河原町の繁華街を北に行くと、御所(京都御苑)エリアです。学問の神様・北野天満宮や二条城などは、修学旅行の定番コースになっています。

◆洛東エリア

洛東エリアの中でも、東山界隈は、銀閣寺や平安神宮、清水(きよみず)の舞台で知られる清水寺など有名な神社仏閣が点在する、京都観光の目玉となるエリアです。桜の季節・紅葉の季節はもとより、年間を通して多くの人が訪れます。

東山では、人力車を利用しての観光案内も人気です。車が入れない石畳の小路も、人力車ならスイスイ巡れます。また、洛東エリアには有名な「祇園」もあります。紅殻格子(べんがらごうし)と犬矢来(いぬやらい)の祇園情緒あるお茶屋が軒を連ねる花見小路は、しっとりとした京の趣が感じられると観光客にも人気です。

◆洛西エリア

洛西エリアは、金閣寺や龍安寺など由緒ある古い寺院が集中している観光スポットです。周辺には嵐山や嵯峨野など、歌に詠まれた景勝地のほか、名所旧跡が沢山あります。龍安寺の石庭は世界遺産にも登録されています。峡谷を走るトロッコ列車や保津峡の川下りなど、ほかのエリアにないアクティブな観光をできるのも魅力です。

また、洛西エリアには東映太秦映画村があり、江戸時代の街並みや長屋など、テレビや映画の撮影で使われるセットを見学することができます。

◆洛南エリア

弘法大師が開いた東寺や西本願寺、小野小町で有名な随心院や醍醐寺なども洛南エリアにあります。京都市内からは少々距離がありますが、京阪電車、地下鉄、近鉄電車など多くの電車やバスが走っているので移動に便利な地区です。

洛南の伏見は日本を代表する酒どころでもあり、川沿いに立ち並ぶ酒蔵や伏見稲荷大社など見どころが多いスポットです。酒蔵周辺には利き酒ができる酒屋や蔵元直営の食事どころが多くあります。また、宇治茶で有名な宇治市には、世界遺産「平等院」があります。弁天橋のたもとから発着する十石舟も人気で、1日中ゆっくりと楽しむことができます。

◆洛北エリア

自然豊かな洛北エリアは、田園風景の中に、神社仏閣が点在しており、春の桜、秋の紅葉、冬場の温泉と一年を通して楽しめる観光スポットになっています。

世界遺産上賀茂神社、延暦寺をはじめ、牛若丸(源義経)ゆかりの鞍馬寺、京の奥座敷、水に浸すと文字が浮かび上がる「水占(みずうら)みくじ」で有名な貴船神社、紅葉で有名な曼殊院(まんしゅいん〈修学院〉)なども洛北エリアにあります。山裾を走る叡山電車を利用して、車窓からの景色を楽しみながらの観光もお勧めです。

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最終更新:2/29(土) 16:00
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