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’19 MotoGPを振り返る【青木宣篤の目:ヤマハ|スズキ|ドゥカティ編】

3/6(金) 11:32配信

WEBヤングマシン

MotoGP ’20シーズン開幕直前

ホンダRC213V×マルク・マルケスが圧倒的な強さを見せつける形となった’19シーズンのMotoGP。ヤングマシン本誌連載「上毛GP新聞」でおなじみのマニアックGP解説者・青木宣篤が、独自の視点で今シーズンのヤマハ/スズキ/ドゥカティチームを振り返る。

青木 宣篤(あおき・のぶあつ):ヤングマシン本誌「上毛GP新聞」でおなじみのマニアックGP解説者。’90年代半ばから’00年代始めにかけてGPで活躍。ブリヂストンやスズキ・モトGPマシンの開発ライダーも。鈴鹿8耐に参戦を続けている”現役”だ。

ヤマハ YZR-M1:そろそろ根本的な見直しを

厳しいことを言うようだが、そろそろヤマハはマシンの根本的な見直しに着手しないとライバルにおいていかれる一方ではないかと思う。’19年は1点集中的な開発に徹したとはいえ、進化度合いがライバルより足りなかったのは確かだ。

目立ったトピックスとしてはカーボンスイングアームの投入が挙げられるが、実戦で使ったのはロッシのみ。それも見ている限りでは、もうひとつうまく機能していなかったようだ。タイヤの初期グリップが落ち、本来なら安定期に入るはずの段階でも、グリップダウンが激しかった。

それにしても、ヤマハは誰の成績をベンチマークにすればいいのか悩ましい。ビニャーレスなのか、ロッシなのか、それともクアルタラロなのか。新しい才能が加入したことで、またまた開発が混乱しなければいいが……。

〈MotoGPヤマハ YZR-M1〉

【リヤで走るマシン、それがYZR-M1。後輪をどう使うか】
YZR-M1はリヤタイヤのグリップへの依存度が高いマシンだと思う。リヤで減速し、リヤで旋回し、リヤで加速するマシン、ということだ。この傾向は、恐らくはKTMに次ぐのではないか。リヤタイヤに頼る度合いが少ないビニャーレスとクアルタラロがまずまずの成績で、リヤタイヤに頼りがちなロッシとモルビデリが苦戦しているのも、そのあたりに要因がありそうだ。

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最終更新:3/6(金) 11:32
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