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クルマでは控えめになった空力ウイング、バイクではただいま大流行中!

3/9(月) 17:01配信

モーサイ

MotoGPからスーパースポーツへ

ここ最近、市販車のバイクで次々に「ウイング付き」のモデルが登場しています。
2018年型アプリリア RSV4 RF LE(北米仕様限定車)から始まり、ドゥカティの2019年型スーパーバイクレース参戦用ホモロゲーションマシン・パニガーレV4R。そして2020年型ではそのパニガーレV4の限定モデル・スーパーレッジェーラV4(フレーム、ホイールをカーボン製とした軽量バージョン)、2020年型ホンダCBR1000RR-Rファイアブレードにもウイングレットが装着されています。
そうしたレーシーなカウルに覆われたスーパースポーツだけでなく、ドゥカティは2020年型として登場予定のネイキッドモデル・ストリートファイターV4にもウイングを装着しました。

【画像ギャラリー14点】最新スーパースポーツとMotoGPマシン、ウイング形状の違いを見る

レースの世界では市販車より前から取り入れられており、現在MotoGPマシンでは必須のエアロダイナミクスパーツとなっています。ちなみに、2015年ごろにドゥカティが翼状のエアロダイナミクスパーツを「ウイングレット」と説明したことがきっかけで、バイクの世界では「ウイングレット」という名が定着しています。

ウイングレットを装着する一番の目的はウイリーの抑制です。最高速は350km/h以上で300馬力近くあるといわれるMotoGPマシンは、6速でもウイリーしてしまいます。そこで、揚力を発生させて飛ぶ航空機の翼を逆さの断面形状にし、ダウンダウンフォースを発生させて、下向きの力で車体を路面に押し付けようとというのがその理屈です。
高速時だけでなく、低中速でもブレーキング時の安定性にも効果があると発表されています。CBR1000RR-Rファイアブレードでは70~80km/hぐらいでも効果を体感できるそうです。

ただし、いいことばかりではなく、ネガティブな面も。MotoGPマシンではハンドリングが重くなるという症状があり(半面、それだけ効果があるということですが)、ダニ・ペドロサ選手はそれを嫌ってウイングレット無しや、小さいウイングレットのマシンに乗っていました。

本来、「ウイングレット」(winglet)は航空用語では翼端板のことで、翼の端に小さな翼を立てて、翼の下面(高圧)から上面(低圧)に向かって巻き上がる渦を抑える役目があります。渦は燃費を低下させるので、現在は多くの航空機が採用しています。旅客機ではエアバス社が積極的に採用していますね。

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最終更新:3/9(月) 20:32
モーサイ

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