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ミッションを自覚することでポジティブ思考へと変化

3/9(月) 12:00配信

日経DUAL

仕事面でもっと欲張りになりたいけれど、チャンスや新しいことについ「しり込み」してしまっていませんか? この連載では、ライフオーガナイザーとして多くの人の整理収納を改善し、「SMART STORAGE!」の代表として活躍を続けている鈴木尚子さんに、仕事で挑戦を続けるために大切な心構えやスキルを聞いていきます。今回はミッションを持つことの大切さがテーマです。

●「人の役に立ちたい」という思いから仕事を始めた

 こんにちは。「SMART STORAGE!」の鈴木尚子です。共働き支援の仕組みが整ってきているとはいえ、ワーママはまだまだいろいろできないこと、ちゅうちょすることが多いと思います。私もそうでした。 私がこの仕事を始めたとき、下の子は1歳。保育園に申し込んでも自営業なので指数が低いため入れなくて、一時預かり保育を週3日間利用して働くという状況からのスタートでした。

 でも、そんなときも私は、「保育園に入れない、仕方ない」と思うのではなく「じゃあ、どうしたらできるだろうか」という視点で自分と向かい合ってきました。ポジティブ!と思われるかもしれませんが、実は私はもともとネガティブな性格。でも、当時、こんなふうに考えられたのは、自分のミッションがはっきりしていたからです。

 私はそれまで専業主婦として家にいたのですが、人の役に立つことが何もできていないのではと思い込み、とてもさみしく感じていました。子育てでも行き詰まっていて、自分が思っていた子育てが全然できていませんでした。それが原因で夫とも何となくギスギスしていたのです。でも、自分がどうありたいかを考えるようになったら、子育ても夫婦関係もうまく回り始めました。

どうしたら乗り越えられるか考えたら「助けて」と言えるように

 そのとき考えていたのが、ほかのママたちには私と同じ思いをしてほしくないということです。ママが毎日機嫌良く過ごしている家庭と、毎日しんどくて不機嫌という家庭では、子どもへの影響も大きく変わります。だったら、片付けのスキルで困っているママたちの役に立ちたいと思いました。そこからは、「困っているママたちの力になる事業を行う」というミッションに突き動かされ、何事においても「どうしたら実現できるか」とポジティブに考えるようになっていきました。

 片付けから始まったSMART STORAGE!ですが、その後子育て、ファッションとテーマを広げ、今は食やミドルエージの女性の生き方支援までも手掛けています。新しいことを始めたり、事業を継続したりする上で、壁に当たることは多々ありますが、そのたびに、12年前に私を突き動かした「ママたちの役に立ちたい」という気持ちを思い起こし、どうしたら乗り越えられるかを考えています。

 このミッションがあったからこそ、共働きの大変さも乗り越えてこられました。夫の両親との二世帯同居とはいえ、開業当初は家事は自分で完璧にしなければと思っていました。専業主婦の母に育てられた呪縛もあったのでしょうね。夫から「ここができていないよ」と指摘されたくない思いもありました。「助けて」と自分の弱みを出すのも苦手だったんです。でも、それは途中でやめました。

 二人の子を抱えての共働きはやはり大変です。「このままでは、家事も育児も仕事もすべて中途半端、駄目になる」と思って、夫や義母や友人に「こういうことで困っているので、手伝ってくれる?」と話しました。そうしたら、拍子抜けするくらい、みんな快く手を貸してくれたんです。全く迷惑な顔をしないし、「ありがとう」と言えば、うれしそうにしてくれる。「みんな、人の役に立ちたいんだな」と分かったので、「助けて。手伝って」と言うのも怖くなくなりました。

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最終更新:3/9(月) 12:00
日経DUAL

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