ここから本文です

プロアングラー山口充さんが毎年3月11日に東北へ出かける理由。宮城の旅同行記

3/11(水) 12:02配信

ルアマガ+

2019年3月11日2時46分、女川港にて

2011年3月11日、東北地方宮城沖を震源とするM9.0の巨大地震が発生、東日本を中心に日本中に大きな被害を与えた。特に大津波が押し寄せた沿岸地域の被害は大きく、当然ながら釣り産業にも甚大な損害がでている。発災直後から支援活動に乗り出し、公私ともに東北に深い縁のあるプロアングラー山口充さんは、毎年この日を宮城県で迎えている。震災から8年目の2019年3月、「一緒に行こう」と声をかけていただいた東北の旅の様子をレポートする。

2011年、最初の復興支援で駆けつけた際の現地写真

ジャンルを問わず様々な釣りに精通、J:COMチャンネルで放送中『釣りたいっ!』ではメインMCとして旬の釣りを紹介するなど、多方面で活躍するプロアングラー。フジテレビBS4K巨大魚釣りシリーズに出演、2019年秋の陣では宮城県亘理にてヒラメ釣りの12lbラインクラス日本記録に敢えて和竿で挑み、見事樹立。釣りを身近な遊びとして普及させるべく様々な活動に取り組む日本釣振興会の神奈川県支部長。バイクレーサー時代にミヤギササニシキレーシングとして活躍するなど、宮城には深い縁がある。

釣った魚を美味しく食べたい! という、料理をテーマとして日本全国で様々な釣りに挑戦している。大規模な釣りイベントでさらりと優勝をもぎ取ってしまうなど、釣りの腕前では山口さんも舌を巻くところがあるとか。愛称(?)は石井先生。

祭りの夜に雪が降る

前日の深夜から長駆仙台まで車で移動してきて、寝る暇もなく早朝からカレイの釣り船に乗り込み、途中2時間ほど意識を失いつつ、15時頃沖上がりで帰港。16時頃いったんホテルに戻って休憩をとり、17時に目覚ましのアラーム……でハッと目が覚めた。

夜からは山口さんも毎年楽しみにしている鹽竈(しおがま)神社の「帆手祭」の見物をしに出かける。帆手祭は、鹽竈神社から神輿行列が進発、1日かけて市内をぐるりと巡る渡御が行われ、再び神社に戻ってくるという神事。特にラスト、重さ1tもある壮麗な神輿が神社の長い階段を登って帰還する数分間は困難を極める緊張に包まれ、最も盛り上がるのだとか。

なぜかこの瞬間はいつも雪が降ったりとか、何かあるんだよ、とは山口さんの談。

眠気のことは忘れたことにして、山口さん石井先生とロビーで合流。ホテルを出ると、神社に向かうのかと思いきや、いきなり近くの居酒屋へなだれ込む。

山口「お祭りの前に、釣りの反省会が必要だよな!」

……おっしゃる通りです。

船酔いで潰れた釣り船の2時間を2杯の生ビールで禊ぐ。それにしても、お2人とも元気いっぱいに飲んで食べて飲んで話が弾む。釣り人に必要な資質って、何より底なしの体力なんではないかと真剣に悩みはじめる。

山口「これはほんのおしめりだから、祭りの後で反省会本番だからね!」

鈴川「!?」

1/7ページ

最終更新:3/11(水) 12:02
ルアマガ+

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事