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「超厳戒コロナ対策」が続くEUのヤバすぎる経済事情

3/20(金) 6:01配信

現代ビジネス

経済活動が停止しつつある

 日本のニュースを見ると、コロナ対策におけるEUとの差があまりにも大きくて戸惑ってしまう。どちらが妥当かというよりも前に、そもそも、なぜ、これほど極端な差ができているのか。

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 当初、EUはコロナに関しては高みの見物で、まさかこれがヨーロッパに襲いかかるなどとは、誰も想像だにしていなかった。ところがイタリアでの感染が拡大してからは、迅速に潮目が変わった。以来、各国が競うように過激な対策に着手し始め、現在、EUでは経済活動がすでに停止しつつある。

 ドイツ国民は、必要外の外出を控えて自宅にとどまるよう、政府から強く要請されており、友人を訪ねることも不可。レストラン、バー、カフェなど飲食店は営業禁止、あるいは営業時間の大幅縮小。美術館、劇場、映画館、オペラ座などもすべて閉鎖だし、保育所から大学まですべてお休み。集会も禁止、体育館の使用は許可されず、子供を公園で遊ばせることもNG。

 商業やサービス業の中で営業が許可されている業種は、スーパーマーケットや食料品店、薬局、ドラッグストア、ガソリンスタンド、清掃会社、コインランドリー、銀行など。また、生活必要品の流通が途絶えないよう運輸会社と、市民の足である交通機関、および、その他のインフラは確保されている。

 これらの業種で働いている人たちは、家から出ることを許可されているというよりも、ライフラインの保障のため、全力で働き続けなければならない。ちなみに、スーパーではここ数日、トイレットペーパーから水、缶詰、小麦粉まで、すべて売り切れの状態が続いている。

 なお、オフィスはできる限り自宅勤務に切り替えるよう要請されており、工場は一応平常通り。とはいえ、サプライチェーンが途切れ始めており、生産制限を強いられる職場も多くなってきた。

 一方、休業のホテルや、見本市会場など大きなホールを持った施設は、仮設病院に変身させる準備が進んでいる。これから患者が増えてくることを見越し、いずれそこに軽症のコロナ患者を収容するという。ちらっと見ると、野戦病院さながらである。

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最終更新:3/24(火) 13:01
現代ビジネス

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