日頃、何気なく使っている「言葉」は、実は、はかりしれない力をもっています。
言葉ひとつで人を元気にさせることもできれば、傷つけることもできてしまいます。特に親が子どもにかける言葉は重要なのです。
なぜなら、子どもは一緒に長くいる人、つまり親の影響を受けて育つからです。そんな親がかける日常の何気ない言葉が、子どもの成長に影響を与えないわけがありません。
問題は、「どういう種類の言葉を使っているのか」ということです。
大きく分けて2つ、元気にさせたりする「プラスの言葉」と、やる気を失わせたりする「マイナスの言葉」がありますが、愛情をもって育てているわが子をやる気にさせようとして、なぜかやる気を失わせてしまう言葉を使ってしまうということはよくあることです。
子どもが自分の思い通りにならないときなどは、特にそうでしょう。子どもを自分の思い通りにさせることなど不可能であると頭でわかっていても、つい強制的な言葉を使ったり、やる気を失わせる言葉を使ったりしてしまうこともあります。
言葉を使うときの基本的スタンスは、「相手がやりたくなるような言葉」「相手の気持ちが高まる言葉」「相手が元気になる言葉」を使うことです。
人は自分を勇気づけてくれる人、認めてくれる人を信頼し、助言も受け入れるようになるものです。けっして強制的な言葉、ネガティブな言葉によって人が動くようになるのではないのです。
子どもの性格は簡単に変わるものではありません。たとえば神経質だったり、頑固で人のいうことをいっさい聞かない、といった性格は生来の特徴であるため、変わることはめったにありません。
しかし、親はこのような性格を直したいと思ったりします。変わるはずのない性格を変えようとしても無駄な努力で終わるのですが、実は、驚くほど簡単な方法によって、子どもの性格が“変わる”ことがあるのです。
それにはまず、長所と短所が表と裏の関係にあるのを知ることから始めます。
たとえば、「集中力のない子」がいたとします。集中力がないことが性格なのかどうかという問題はありますが、ここでは考え方の例としてみてください。
集中力がないとき、親は「集中しなさい!」という声かけをしてしまいがちです。集中できないのに「集中しなさい」というのは、よくよく考えてみるとおかしな対応です。それでは結果は出ません。
そこで、「集中力がない」=「まわりのことによく気がつく」と捉え、「よく気がつくね」と声かけをしていくのです。けっしてイヤミっぽくならないように、自然に語りかけましょう。
他には、「頑固」=「自分軸をもっている」、「神経質」=「細やかで精度が高い」などと捉えていきます。
つまり、一見短所のように見える性格を、180度ひっくり返して、長所にしてしまうのです。すると、まるで子どもの性格が変わったかのように見えます。
子どもより、親の心の状態がプラスになる効果のほうが高いかもしれません。
最終更新:3/23(月) 12:05
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