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’19スーパーカブC125試乗インプレッション後編 by レーシングライダー・岡崎静夏

3/23(月) 6:31配信

WEBヤングマシン

オシャレなカブは走りも◎

’20年も国内レース・J-GP3に参戦する女性レーサー・岡崎静夏さん。今回試乗してもらったのは、国民的バイクとしておなじみスーパーカブのプレミアム仕様「スーパーカブC125」だ。レース三昧の日々を過ごす彼女、C125でトコトコと走りながら、人生について思うところもあったようで…。

岡崎静夏(おかざき・しずか):チャーミングな笑顔でも中身はスパルタンな「バイクフリーク」。’09~’10年、MFJレディースロードレースで2年連続王者に。全日本はGP-MONOを経て’12年からJ-GP3に参戦中。

デザインよし、走りよし。すごく器用な”いいトコ取り”

(前ページより続く)

「このバイク、攻められる!」

スーパーカブC125に乗ってすぐ、そう思ってしまった私。やっぱり問題でしょうか…!?

もちろんテストしたのは公道だったので、本当に攻めたりはしていません。125cc単気筒エンジンは基本的にトコトコ系で落ち着きがあります。

でも、「これなら攻められる!」と思い、「サーキットでワンメイクレースをしたら楽しいかも!」と妄想してしまったのは、なぜでしょうか?

それは、しっかりとフロントブレーキをかけられて、シフトチェンジが楽しめるから。スピード域は決して高くないのに、かなり面白い1台です。

〈'19ホンダスーパーカブC125 岡崎静夏インプレッション〉

まずはブレーキですが、フロントサスペンションが見た目以上にしっかりしているようで、安心してかけることができます。しかも、ブレーキングしてもフロントがほどよく軽快なんです。

普通は前に荷重がかかるとズッシリと重みがかかってくるものですが、スーパーカブC125は適度に軽やか。だからブレーキをかけたままコーナーに進入するという、ちょっとスポーティーな走りもこなせちゃうんです。

次にシフトチェンジ。これはスポーツライディングの必須事項ですね! 私なんか、ディズニーランドよりもギア付きバイクの方が心が躍ります。

スーパーカブC125のエンジンはトルクがたっぷりあるので、正直、そんなにギアを変えなくても何速でも走ってくれます。1速がかなりショートなので、走り出したら2~4速のどれでもイケます。ペダルを踏み込むだけでOKという自動遠心クラッチなので、クラッチ操作もありません。

でも、エンジンの回転数を聞きながら自分の「ココ!」というタイミングでシフトチェンジするのは、やっぱりすごく気持ちいい。走行中はリターン式なので4速からニュートラルに入ってしまう心配がないのもポイントが高いですね。

公道でいろいろ試し乗りしましたが、法定速度の60km/hまでは難なくこなせます。静かに、知らず知らずにスピードが乗るタイプですね。クルマの流れに乗るどころか、ちょっとリードすることもできちゃいます。

走る・曲がる・止まるという基本性能がしっかり作り込まれているので、サーキットでレースしても楽しめそうなスーパーカブC125。レトロっぽいオシャレさと、今の街並みにも似合うモダンさ、そしてレーシング女子の私でも楽しめてしまうパフォーマンス。まさに「いいトコ取り」のバイクです。

私もバイクやレースだけじゃなくて、いろんな「いいトコ取り」ができる器用さを身に付けなくちゃ!

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最終更新:3/23(月) 6:31
WEBヤングマシン

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