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ホテルから列車を眺め、公園で飛行機を見上げる。趣味に徹する「ひとり旅」もいい

3/23(月) 12:18配信

旅行読売

 子どもの頃、よく散歩に連れて行ってもらった場所は、近所の私鉄の線路端だった。どんな列車が通過するか、ワクワクしながら待っていた。中学生くらいになると、友人と自転車で遠出して、旧国鉄の線路端まで行った。私鉄とは違って長い編成の列車が見られて、少し大人になったような気がした。
 「もう帰ろうか」。誰かがそう切り出すことだけが不安だった。しかし大人になった今ならひとりで思う存分、列車を眺めていられる。それもひとり旅の楽しみの一つだ。そんなニーズに応えて「トレインビュープラン」を用意するホテルがある。

 東京では、ホテルメトロポリタン 丸の内とJR東日本ホテルメッツ 田端がおすすめだ。前者は東京駅直結という申し分のないロケーション。列車の眺めに加え、東京駅周辺の高層ビルの夜景も美しい。後者はシングル利用で料金もリーズナブル。周辺に高い建物は少なく、遠方まで視界良好。新幹線の車両基地に出入りする列車も眺められる。
 名古屋なら名鉄グランドホテル。名古屋駅から近く、濃尾平野も一望。トレインビュープランではシングルルームも利用できるので、ひとり旅には格好だ。
 都シティ近鉄京都駅は全室トレインビューという珍しい造りだ。中でも、大きな窓を設えたコーナーツインからの眺望がすばらしい。オペラグラスや時刻表も用意されている。
 滋賀県草津市のホテルボストンプラザ草津 びわ湖は、線路の上空にいるかのようなロケーションの客室を用意。オプションの駅弁を部屋で食べながら、鉄道旅行気分にひたろう。

 鉄道だけではない。飛行機の離着陸も、ずっと見ていたい景色だ。なおかつ天然温泉の露天風呂につかりながら飛行機を眺められるのが成田空港温泉 空の湯とアクアイグニス関西空港泉州温泉だ。いずれも昨年冬のオープン。
 飛行機の撮影スポットとなっている公園も多い。成田空港なら成田市さくらの山、羽田空港なら都立城南島海浜公園や都立京浜島つばさ公園などが人気だ。
 間近に見る機体の迫力もさることながら、どんな人がどこへ向かって旅立ち、あるいは帰って来たのだろうなどと思いを巡らしているうちに、時間はあっという間に過ぎてゆく。

文/渡辺貴由

【一例】
JR東日本ホテルメッツ 田端(東京)
 田端駅北口に立つ。13階建てで、トレインビュープランでは6階以上の線路側のシングルルームを利用。北海道・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線が行き交う様子を眺められる。特典の鉄道グッズはNゲージダイキャストモデル、ライトストラップ、鉄道シールコレクションから2種を選ぶ。
料金/「大人気!鉄道グッズ付!トレインビュープラン」1泊朝食9250円~
交通/山手線・京浜東北線田端駅北口からすぐ
住所/北区東田端1-17-20
電話/03・3810・2255

※月刊「旅行読売5月号」(3/28発売)、特集「だから、ひとり旅」より

最終更新:3/23(月) 12:18
旅行読売

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