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カワサキ Ninja ZX-25R歓迎論【30年の時を超えて”250cc4気筒”再び】

3/23(月) 11:32配信

WEBヤングマシン

30年の時を超えて

250cc4気筒マシン。かつては、「速いのは音だけじゃないか」と揶揄された。でも、今こそ胸を張ろう。「音だけ速ければ十分だ!」と。30年を経て、時代がようやく追いついたのだ。カワサキ Ninja ZX-25Rは、これからのスポーツバイクの道標だ。

高回転主義、ハイメカ信者

まさか、こんなに人気だったのか…!?

’19東京モーターショーにカワサキ Ninja ZX-25Rが登場して以降、250cc4気筒人気が猛烈な勢いで再燃している。

再燃…? だがそもそも、かつてこのカテゴリーは”燃えて”いたのだろうか?

250ccスポーツバイクが熱かったあの時代、主役は2ストのレーサーレプリカだった。技術も注目も人気も、2ストレプリカに集まっていた。

そんな中で、4スト4気筒は明らかに脇役だった。「エンジンがヒュンヒュンと回るのはすごいけど…、だから何なの?」と、少し引いたところから、少し冷めた目で見られていた。 

主立ったレースがなかったから? 世界グランプリに2スト250ccは走っていたけれど、4スト4気筒は走っていなかったから? 理由のひとつかもしれない。でも、それだけじゃない。

オレたちは、ガチだったのだ。正確に言えば、ガチ過ぎだった。ガチで速さを追い求めていた。「だから何なの?」の後には、言葉にせずとも「さほど速くはないんだし」と続いたはずだ。

ガチなことは、決して悪くない。本気の速さを追い求めるからこそ、技術が向上する。技術者が磨かれる。ユーザーであるオレたちにとっても、何らかのかたちで恩恵がある。 

しかもあの時代は、ガチであることが当たり前だった。サーキットと公道は密につながっていて、良くも悪くも勢いがあり、熱かった。

意味も意義も考える必要などどこにもなかった。ただシンプルに、「速いことはエライこと」だった。

だから、さほど速くなかった250cc4スト4気筒は、主役にはなれなかった。2万回転に届こうとする超高回転を達成していながらも、それがガチの速さに結びついていない、と感じられていたのだ。

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最終更新:3/23(月) 11:32
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