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「現段階では早期に開催するのは非常に厳しい」4月3日のJリーグ再開に専門家が難色。25日の実行委員会で意思決定

3/23(月) 16:27配信

SOCCER DIGEST Web

村井チェアマンは「2週間単位でシミュレーションしながら検討」

 3月23日、JリーグとNPB(日本野球機構)共同で行なっている、第4回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が都内で開催された。

 同会議の専門家チームの3名(賀来満夫氏、三鴨廣繁氏、舘田一博氏)と、NPBの斉藤惇会長(日本プロ野球組織コミッショナー)、Jリーグの村井満チェアマンが揃って開いた会見で、賀来満夫氏は「日本はどうにか抑え込んでいる状況は間違いない。しかし、海外からの帰国者が増えるなど、現段階では早期に開催するのは非常に厳しい状況にある」と説明した。

 Jリーグは3月9日に、リーグの中断期間延長を発表。4月3日の再開を目指していたものの、この提言を受け、さらに再開期間がずれこむことになりそうだ。

 村井チェアマンは、「今日いただいたご意見をもとに、4月3日に再開できるかの意思決定を25日の実行委員会で行いたいと思っています」と全56クラブからの意見を聞き正式決定を出す予定だ。
 
 再開に向けての準備では、「来場者への検温に使用するサーモメーターなど、様々な方法で手配していますが、全クラブに行き渡るというのは、時間を要する可能性があります」と話す。
    
 その一方で、「感染防止策として密集、密閉、密接などの回避が求められています。こうしたところに知恵を働かせればイベントが全くできないわけではないと考えている。全国規模のイベントとされるようなJ1の大会と、J3のようなある意味で全国規模とは言えないような大会もある。一律に中止と考えず、丁寧にどういう方法だったらできるかを考えていくことが重要かなと思う」と再開の方向性に含みも持たせた。

 25日に下される結論次第とはなるがと前置きしつつ、「日々刻々と状況が変わっていて長期での見通しが難しい。Jリーグとしては4月3、4、5日を再開のタイミングとして捉えていたが、4月上旬が難しい場合は18日、その次は5月2日と2週間単位でシミュレーションしながら検討を進めている」と現状を説明した。

 Jリーグでは、19日に、臨時実行委員会を開催し、2020明治安田生命Jリーグの全カテゴリ―での「昇格あり」「降格なし」の特例ルール適用を決定。再開後の過密日程も含め異例の事態となっている今シーズンだが、再び中断期間の延長ということになれば、混迷はさらに深まりそうだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

最終更新:3/23(月) 16:27
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