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アンコンシャスバイアスの典型的な事例とは

3/24(火) 7:32配信

日本の人事部

無意識の偏見や思い込みを意味する「アンコンシャス・バイアス」。典型的な例を挙げながら説明していきます。

アンコンシャス・バイアスは、どこにあるのか

アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているもので、本人の意図や思考とは別に、これまでインプットされた経験や情報によって形成されます。そのため、「国籍で差別しない」「男女は平等だ」と答える人でも、具体的なケースになると無自覚に偏った見方をする可能性があります。

例えば性別や宗教、肌の色、名前、話す言葉、出身地など、アンコンシャス・バイアスはさまざまな場面で無意識のうちに発生します。普段の会話のなかで、相手のアンコンシャス・バイアスに気づくこともあるでしょう。

組織内にアンコンシャス・バイアスがどれくらいネガティブに働いているのか、わかりやすい指標となるのはデータです。「役員の男女比率」「平均給与」といったデータを見ると、組織のなかのアンコンシャス・バイアスに気づくきっかけになります。

組織にあるアンコンシャス・バイアスのケーススタディ

アンコンシャス・バイアスが生まれる影響について、Google社のアンコンシャス・バイアス研修資料では、以下の四つの要因を挙げています。

1.ステレオタイプと職業との結びつき
2.少数派に対する固定観念
3.不十分な情報
4.認知資源の制約

以下、事例を交えながら説明します。

ステレオタイプと職業の結びつき

「ステレオタイプ」とは、固定観念として広く浸透しているイメージを指します。世の中にはさまざまなステレオタイプがあります。特に職業に対しては、「介護士や看護師は、女性が向いている」「料理人の世界は男性に合っている」など、無意識のうちにイメージを押し付けてしまいがちです。

また、 「SEの仕事は激務だから男性に向いている」といったイメージをそのまま組織に持ち込むと、採用や人事異動の意思決定において、本人の実力が正しく評価されない可能性があります。

少数派に対する固定観念

ある集団の中に少数派を発見したとき、人はその少数派に関連づけられた無意識の思い込みが働く傾向にあります。

例えば企業の採用活動において、日本人ばかりの応募者の中に外国籍の女性が応募してきた際、国名から「出稼ぎかな」「留学生だろうか」とイメージをしてしまうのが、固定観念からの無意識の偏見です。

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最終更新:3/24(火) 7:32
日本の人事部

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