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【今、男が纏うべきフレグランス】FUEGUIA 1833の新作は、かの伝説的吟遊詩人の物語と香り

3/24(火) 11:00配信

FORZA STYLE

マエストロの体温で温まったギターの香りがする

アルゼンチン・ブエノスアイレス発のフレグランスメゾンFUEGUIA 1833(フエギア 1833)から、詩人にして小説家、シンガー・ソングライターの故レナード・コーエンの生涯と業績にインスピレーションを受けた新作フレグランス「SEIS ACORDES(セイス アコーデス)」が発売された。死後にリリースされた新作アルバム『サンクス・フォー・ザ・ダンス』を聴きながら、孤高の香りを味わいたい。

香りの誕生エピソードを知ると、より愛おしくなる

フレグランスメゾンのフエギア 1833は、ブランド創設者であり調香師のジュリアン・ベデル(Julian Bedel)が愛する詩やタンゴ、彼の人生に影響を与えたパタゴニアの大自然や歴史、文化、人物などからインスピレーションを得て創作される。その独創的な世界観は、コレクションやフレグランスのタイトルにも表現され、それを知ることで、香りが持つ“物語の旅”へ深く分け入ることができるのだ。

2017年、ジュリアン・ベデルは、たまたま訪れたギター製作で著名なフェリペ・コンデの工房で、名高いギターを購入するという幸運な偶然を手に入れた。そこで教えてもらったのが、コンデが使う木材の物語だ。

カナダスギ、ココボロ、アルプスのスプルース、キューバとアルゼンチンのヒマラヤスギにエキゾチックな樹脂からつくられたベネチアのニス……、家宝として受け継がれている木材のほとんどが、ジュリアン・ベデルが香水づくりを始めた頃に蒸留した木材と同じだったという。

コーエンの美しいメロディーと、哲学的な詩の世界への誘い

新作フレグランス「セイス アコーデス」は、レナード・コーエンの回顧展が去年N.Y.のユダヤ人博物館で開かれるにあたり、「マエストロの業績と人生にインスピレーションを受けた香水を創ってみないか」と、キュレーターのクラウディア・グールドがジュリアン・ベデルに声をかけて誕生した。

「SEIS ACORDES=セイス アコーデス」は、レナード・コーエンのギターの先生(スペイン人)が、彼に6つのコードしか教えなかったそうで、「コーエンといえば6コード」であるということから名づけられたという。

レナード・コーエンはグラミー生涯功労賞、ロックの殿堂入り、カナダ勲章の最高位であるコンパニオン認定を受けたカナダ出身のシンガー・ソングライター、詩人、小説家で、2011年にはアストゥリアス皇太子賞の文学部門を受賞しているが、16年『ユー・ウォント・イット・ダーカー』を発表後の11月に急逝。享年82歳だった。

ジュリアン・ベデルは、キュレーターからの依頼に加えて、「ギターケースを開きたいという、どうしようもない思い。40年以上前に買ったギターをケースから出し、顔を近づける。美しいバラの飾り彫りがほどこされた楽器から木の香りを吸い込む。木は決して死なない。ギターを買った日と同じくらい新鮮な杉の芳香を胸いっぱいに吸い込んだ」というレナードの愛器に対する記述に胸を打たれ、彼の持つギターの香りの再現を決意。

レナードがギターを演奏しているとき、彼の体温で温まったギターの香りを吸い込んでいた、その同じ分子でできた香り「セイス アコーデス」が完成した。フエギア1833は、フレグランスの“アコード=香りの調和”を音楽の和音と同じように表現するのが特徴で、セイス アコーデスは、ドミソの和音のドにあたる音(トニック)がイトスギ、ソにあたる音(ドミナンド)がヒマラヤスギ、ミにあたる音(サブ ドミナント)がベネチアのニスの香りとなっている。

実際にレナードが愛用していたコンデ・エルマノスのギターと同じウッドが原料に使用されているのも、香りの物語をより深化させる。

フエギア 1833「セイス アコーデス」PURA ESENCIA(8ml)2万3000円(税抜)
フエギア 1833「セイス アコーデス」PERFUME(30ml)1万5000円(税抜)
フエギア 1833「セイス アコーデス」PERFUME(50ml)1万9000円(税抜)
フエギア 1833「セイス アコーデス」PERFUME(100ml)3万3000円(税抜)

Text:FORZA STYLE

最終更新:3/24(火) 11:00
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