ここから本文です

東京五輪の延期を願う 1型糖尿病と戦う、23歳米女子ジャンパーの切なる主張

3/24(火) 19:33配信

THE ANSWER

1型糖尿病を患う、ケイト・ホールが延期の訴え

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京五輪開催について国際オリンピック委員会(IOC)関係者が23日(日本時間24日)に「延期が決定された」と発言。米紙「USAトゥデー」が報じると、世界に影響を与えている。正式に決定となったわけではないが、延期を支持する選手は少なくない。米国陸上界の新星は、ある事情により「1、2年の延期」を訴えている。

【動画】1型糖尿病と戦うホール、レース直後に最高の笑顔を輝かせる映像

 収束の気配の見えない新型コロナウイルス。延期論が各方面から上がる中で、カナダ、オーストラリアの五輪委員会は今年中の開催なら選手を派遣しない意向も示している。

 選手からも様々な声が上がっているが、米国の女子走り幅跳びのケイト・ホールは強く延期を支持する一人だ。米地元紙「ポートランド・プレス・ヘラルド」が報じている。

「メイン州コスコ出身のケイト・ホールは、2020年東京五輪米国代表の座をつかむべくトレーニングに励んでいる。ただ、彼女は東京五輪の延期を支持している」

 記事によると、23歳のホールはインドアの女子走り幅跳びの2019年国内チャンピオン。東京五輪代表の座を目指す立場ではあるが、1、2年の延期をすべきだと主張しているという。

 ホールは「現時点で、最も大切なことはアスリートを含め皆が守られることです。私を含め多くのアスリートがうろたえています。というのもIOCが何事もないかのようにトレーニングを続けるよう発言するからです。IOCはアスリートにトレーニングを続けて、そして危険に身をさらすことを期待しているのでしょうか。それは、不公平です。すべてのスポーツのアスリートにとって不公平です」と訴えている。

糖尿病患者にとって感染症は大敵「本当にどうなるかわかりません」

 なぜなら、ホールには特別な事情があるという。記事ではこう続けている。

「また、ホールは1型糖尿病を患っている。そのため、新型コロナウイルスに感染してしまった場合、他のアスリートよりも大きなリスクを抱えていることになる」

 1型糖尿病患者にとって、感染症は大敵。新型コロナウイルスでも重症化するリスクがあることが伝えられている。

「私は健康的で元気です。ただ、新型コロナウイルスに感染した場合、本当にどうなるか分かりません。このウイルスには分からないことがとてもたくさんあるのです」

 こう気丈に語っているホール。リスクを回避するためにも、延期を切実に訴えていた。

THE ANSWER編集部

最終更新:3/24(火) 19:33
THE ANSWER

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事