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コロナで情報錯綜「イブプロフェン」何に注意か

3/24(火) 16:01配信

東洋経済オンライン

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、さまざまな医療情報が飛び交う中で、解熱鎮痛剤の「イブプロフェン」をめぐる情報が錯綜している。

【データビジュアル】新型コロナウイルス 国内の感染状況

 世界保健機関(WHO)は新型コロナに感染している疑いがある場合について、その症状が抗炎症薬「イブプロフェン」によって悪化するおそれがあるとの指摘を受けて、自己判断での服用を控えるようにいったんは呼びかけたが、その後、「控えることを求める勧告はしない」と見解を180度変えた。

 イブプロフェンは発熱時や痛みがあるときに、日常的に誰もが使う可能性がある身近な薬。新型コロナウイルスに対して有効なのか、あるいは弊害があるのかどうかなどについては、専門機関による本格的な研究結果を待たねば結論は出ないが、服用するにせよ、しないにせよ、そもそもこの薬の持つ特徴を理解して、安全な服用に必要な注意事項を確認しておいて損はない。

■頭痛、生理痛や発熱、炎症を抑える

 イブプロフェンという成分の名前ではピンとこなくても「イブ」「ナロンエース」「ノーシンピュア」などの商品の名前を聞けば身近に感じるのではないだろうか。

 イブプロフェンは、テレビCMでおなじみのロキソプロフェン(商品名:ロキソニンSなど)や、アスピリン(商品名:バファリンAなど)などと同じく抗炎症薬のうち非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される。

 関節の腫れなどの炎症症状、頭痛、生理痛などの痛みや、発熱があるときに、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用という3つの作用を発揮してつらい症状を和らげてくれる。

 さまざまな症状に有効性があるNSAIDsはいいことだらけの薬に思えるかもしれないが、決してメリットだけをもたらしてくれるわけではなく、時には私たちの体に好ましくない影響を及ぼすこともある。

 イブプロフェンなどのNSAIDsを薬局でもらうときに、薬剤師から「空腹時は避けて飲んでください」とか「ひとくちでもいいので何か食べてから飲むように」と言われたことはないだろうか。「具合が悪いのに食事なんてできるか」と思う人もいるだろうが、薬剤師のしつこい注意の裏には理由がある。胃を守るためだ。

 NSAIDsを飲むと胃がムカムカすることがある。これはNSAIDsによって胃粘膜を保護する力が低下したり、NSAIDsが直接粘膜にダメージを与えたりして起きるとされている。このうち、粘膜に直接及ぼされるダメージは胃の中に食べ物があることによって軽減すると考えられている。だから胃を守るために、薬剤師は口を酸っぱくして「なにか食べてから」と訴えるのだ。

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最終更新:3/24(火) 17:47
東洋経済オンライン

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