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米・セクハラプロデューサーのコロナ感染に仮病疑惑が出る理由

3/25(水) 10:02配信

FRIDAY

禁錮23年の量刑を言い渡され服役中の元大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、新型コロナウイルスに感染した。すでに隔離されており、ワインスタインと接触した複数のスタッフも検査を受けている。

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ワインスタインが収監されているニューヨーク州ウェンデ刑務所では、2名の感染者が確認されており、そのうちのひとりがワインスタインだと報じられている。

ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された告発記事をきっかけに、多数の女性に対する性犯罪について捜査を受け、5つの性犯罪で起訴されたワインスタイン。

一貫して「性的行為はすべて合意のうえ。わたしは潔白」と主張し続けたが、2006年に起こした従業員の女性に対する第一級性暴力、2013年に起こした女優志望の女性に対する第三級強制性交で、2月23日に有罪判決が下された。

即日、ライカーズ島刑務所に拘留される予定だったが、移送の途中で胸の痛みと動悸を訴えたため、ニューヨークのベルヴュー病院へ緊急搬送。検査を受けたあとにライカーズ島刑務所に戻されていた。

その後、量刑の決定を受け、3月18日に現在収監されているウェンデ刑務所に移送された。

現在のところ感染の経緯は明らかになっていない。感染者数が20人とも40人とも報じられているライカーズ島刑務所か、一時的に搬送されたベルヴュー病院のどちらかで感染したと見られている。

ワインスタインは現在68歳。糖尿病、高血圧のほか心臓にも問題を抱えており、新型コロナウイルスの重症化リスクが高い。弁護士らは「刑務所内の隔離措置だけでは心配」と訴えている。

しかし、世間は「見事なエスケープ・プランだ」と冷ややかだ。

有罪判決が出たあとも、持病を理由に多額の保釈金をちらつかせて釈放を要求するなど、まったく反省の色が見えず、ライカーズ島刑務所への移送途中に病院へ搬送された際には仮病を疑う声も多く上がった。

ワインスタインは、自身が設立した映画制作会社のミラ・マックスやザ・ワインスタイン・カンパニーから、映画『パルプ・フィクション』『恋に落ちたシェイクスピア』などのヒット作を次々に生み出す一方で、駆け出しの女優や従業員に強制性交を含むセクハラを強要し、拒絶した女優のミラ・ソルヴィノやアシュレイ・ジャッドらを次々に業界から干した。

2017年にニューヨーク・タイムズなどがワインスタインによるセクハラの実態を報じたところ、グウィネス・パルトロウやアンジェリーナ・ジョリー、レア・セドゥら、人気女優たちが一斉に被害を告白したことで、世界的な「#MeToo(わたしも)」運動に発展した。

自らの悪行で栄冠から転落した元プロデューサー。感染か、仮病か。その振る舞いに、全米の呆れた視線が注がれている。

文:原西香
(はら あきか)海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中

FRIDAYデジタル

最終更新:3/26(木) 10:18
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