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心愛さん虐待死事件 父親が流した「自分がかわいそう」の涙…虐待加害者の心理とは〈AERA〉

3/27(金) 11:30配信

AERA dot.

 その凄惨さに多くの人が衝撃を受けた千葉県野田市の栗原心愛(みあ)さん虐待死事件。懲役16年の実刑判決を出された、父親の勇一郎被告はどのような人物なのか。事件の背景や裁判の様子を取材したAERA 2020年3月30日号の記事を紹介する。

【写真】心愛さんが亡くなる3カ月前に書いた「自分への手紙」

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「被告を懲役16年とする」

 3月19日午前11時過ぎ、千葉地裁201号法廷。裁判長の判決言い渡しを、証言台に立った栗原勇一郎被告(42)は身じろぎせず聞いた後、一礼して自席へ戻った。

 千葉県野田市で2019年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん(当時10歳)が死亡した事件。心愛さんを虐待死させたとして、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告に対し、千葉地裁は懲役16年(求刑同18年)の実刑判決を言い渡した。

 黒のスーツに青のネクタイ、めがねを身につけた勇一郎被告は、判決理由が朗読される約1時間、まっすぐ前を見たまま。表情を変えることなく淡々とした様子で聞いていた。

 懲役16年は児童虐待事件としては異例だ。過去、同種の虐待事件では10年前後の判決が多く、東京都目黒区で5歳の女の子が虐待を受け死亡した事件では昨年、東京地裁が父親に懲役13年を言い渡した。今回の判決は、勇一郎被告が心愛さんに食事や十分な睡眠を与えず、冬に冷水シャワーを浴びせるなど「もはや虐待の言葉では表現できず、拷問、なぶり殺し」と強く訴えた検察側の主張に沿った量刑となった。もちろん、その罪を考えれば、どんな量刑も見合うものではないのだが。

 しかしなぜ、尋常では考えられないほど凄惨で非道な事件が起きたのか。

「典型的な虐待加害者による事件です」

 DV被害者の支援団体「エープラス」代表理事で、多くの虐待加害者とも関わってきた吉祥(よしざき)眞佐緒さん(50)は言う。

「まず、外面がいいのが虐待加害者の特徴。その一方で家庭では自己中心的。この家は俺の家で、俺を中心に回っていると考えているからです」

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最終更新:4/1(水) 12:34
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