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「Norton DOMINATOR by MOTO CORSE」~最新機器で再現する英車らしい乗り味~【R/C インプレッション archives】

3/25(水) 19:07配信

FUNQ

レースで鍛えた技術を元に、かつてメーカー自身がチューンを施したスポーツマシン。その栄光のネーミングを冠し、新生ノートンから登場したのが“ドミネーター”だ。存在するだけで強く漂う英国の香りに、最新の電子制御を加味したならば……。モトコルセが手掛けた生粋のカフェレーサーが、サーキットを駆け抜ける!
(※本記事は『ライダースクラブ 2019年9月号』掲載記事を再編集したものです)

モトコルセが手掛けた生粋のカフェレーサー

マン島TTを代表とする、モーターサイクルレース黎明期の覇者であり、英国を代表する名門ブランドのノートン。しかし英国の経済恐慌と、日本製バイクの大攻勢によって、70年代後半にバイクファンに惜しまれながらも倒産。

そして英国人実業家の手により2009年に復活した新生ノートン。かつての名車コマンドの名を冠した空冷の並列2気筒OHVエンジンを搭載するクラシカルなフォルムのスポーツバイクを世に出したのは、コアなバイクファンなら知るところだろう。

そのコマンドと同じエンジンを抱きながら、新造された鋼管ダブルクレードルフレームにモノサスのリヤショック、低いセパレートハンドルなどを装備するのが「ドミネーター」。こちらもかつてのノートンが50?60年代頃に輩出した、スポーツ度を高めた人気モデルの名を継いでいる。カフェレーサー発祥の英国製だけに、そのスタイルは他を圧倒する迫力と流麗さを併せ持つ。

そんなスペシャルなノートンを、世界の一流パーツやオリジナルパーツでカスタム、そしてコンプリート製作を行うモトコルセが手掛けたのが、今回紹介するマシン。

磨き上げたスタイルはもとより、エンジン制御にモーテック製のフルコンを投入。生粋の英国車と最新電子制御の融合は、果たしてどんな走りを見せてくれるのか……。

<「クラシカルなカフェレーサーが、サーキットで楽しめるマシンに大変貌した」(宮城光)>
午前中まで降り続いた雨は上がったが、路面はハーフウエットのつくばコース1000に持ち込まれたモトコルセ・ドミネーターは、じつは今回が初走行、いわゆるシェイクダウンだ。ライダーは『RIDERS CLUB』スーパーバイザーの宮城 光。旧車からモトGPマシンまで操り、ホンダコレクションホールの動態確認テストを担当する高い経験値で、まずはゆっくりと周回を重ねていく。

「本当に初走行ということだし路面もウエットパッチが残っていたので、かなり慎重に走り始めました。足周りも未セッティングでしたが、まずはエンジンからセットアップ。とくにスロットル全閉からの“開け口”のツキ方やレスポンスを中心に、モーテック担当のエーニィオさんにフィーリングを伝え、プログラムを書き換えて貰いました。燃調もですが、大きく変わったのは点火時期のセットアップですね」と宮城。

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最終更新:3/25(水) 19:07
FUNQ

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