ほうれい線ができる要因は、実は筋肉の使い方の癖が大きいと語るのは、運動力学や機能解剖学をもとに、顔や姿勢をあるべき状態に戻すメソッドを考案したパーソナルフェイストレーナーの木村祐介さん。
「顔の表情筋は額と首の間に広く存在し、縦方向に引っ張り合うとシワができず顔が引き締まります。でも口角を上げて笑うときのように唇を横に引く動きをよくしていると、筋膜がつねに斜め上に引っ張られ、顔の脂肪が頬に集まる。すると皮膚が骨から浮いてしまってこぼれ落ち、この結果、皮膚がよれてできるのがほうれい線です」
年齢を重ねると皮膚の弾力が低下するので、余計に落ちやすくなると言う。
「表情筋を縦方向に引っ張る力が衰える要因には姿勢も関係しています。猫背だと背中側から額を上に引っ張る力が衰えるうえ、胸を張れずに縮むため、顔が下方向にばかり引っ張られてたるみ、ますますほうれい線ができるのです」
〈ほうれい線ができる4つの要因を詳しく解説〉
◆上方向へのテンションの緩み
表情筋は額から首までに存在していて、上下に引っ張り合っていると最も顔が引き締まる。でも姿勢の悪さなどにより額を上に引き上げる力が緩むと、顔の皮膚全体が下に下がって、ほうれい線ができやすくなる。
◆口を横に引く癖
「い」や「え」の発音をするときのように唇を横に引く動きによって、顔の筋膜は斜め上に引き上げられる。これを頻繁に繰り返すと脂肪が頬に集まり、その重みで顔がたるんで、頬下の皮膚のよれた部分がほうれい線に。
◆胸が縮んで顔が下へ引っ張られる
猫背になると胸が張れなくなって縮んでしまうので、顔が下方向に引っ張られてしまう。猫背だと上方向へ引っ張られる力も緩むので、下方向にばかり引っ張られて顔がたるみ、ほうれい線の元に。
◆背中が丸くなると顔が上から引き上げられない
筋膜は足のつま先から脚の裏側、背中、後頭部を通って、額までつながり、そこに表情筋がついています。足指重心の姿勢では筋膜が正しい状態になり額が上に引っ張られますが、猫背だとかかと重心になり、額を上に引き上げる力が緩むため、顔がたるむ要因に。
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/島村まみ スタイリスト/程野祐子 取材・原文/和田美穂
最終更新:3/25(水) 12:09
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