ここから本文です

250cc4気筒の実力再検証:ZXR250/Ninja400【0-1000m比較】

3/25(水) 11:30配信

WEBヤングマシン

音(だけ)速(い)伝説

正式発表までカウントダウンが進んでいるカワサキ Ninja ZX-25R。約30年ぶりに復活する250cc4気筒マシンの実力を再検証すべく、往年のZXR250(’90)と最新のNinja400(’20)を比較する本特集、前ページのサーキットラップタイム計測に続き、本ページではのコーナーなしの直線路0-1000m全開加速テストの結果をお届けする。

0-1000m計測結果

【テストコース:日本自動車研究所】0-1000m加速テストではJARIの城里テストセンター内にある総合試験路を使用。全長1500mの直線コースだ。●茨城県東茨城郡城里町大字小坂字高辺多1328-23

〈※1:速度リミッターに到達 ※2:試験路は全長1500m〉

〈ZXR250 vs Ninja400【0-1000m比較】〉

ただ開けていればいいってもんじゃない?

サーキットではコーナリングスピードという武器があったZXR250だが、直線路の0-1000m加速ではなす術なし。最高出力と最大トルクの優劣を埋めることはできず、ミッションがややハイギヤードなことも手伝って、5速や6速の領域になるとエンジン回転数を上まで押し上げることができなかった。

〈ZXR250vsNinja400 比較0-1000m〉

〈写真がZXR250のオンボードカメラだ。1~3速までの低速ギヤではレッドゾーンが始まる1万9000回転まできっちりと針が振り切れる一方、6速に近づくにつれて回転の伸びが鈍ってくる。パワーとギヤレシオが空気抵抗に対抗しきれず!?〉

「絶対的なパワーもそうだけど、250は高いスキルとエンジン特性を見極めるセンスが必要。何回転でシフトアップしていけばいいかがギヤによって異なるため、それに失敗すると回転数が落ち込み過ぎて加速が鈍るでしょ? この排気量だと、それが大きな差になってしまう。スタートも1万回転以上でクラッチをつなぐから、負担をかけないように、でもロスなくダッシュできるように……と、そのサジ加減が難しいところ」(丸山氏)

「半クラッチとか、パワーバンドをキープするなんて、いつの頃からかまったく気にしなくなったし、ましてエンジン回転数を500回転刻みで意識することなんて今は皆無。でも、ZXR250を上手く加速させるにはそれが必要で、この感覚は久しぶり。体のセンサーをフル稼働させる感じが新鮮ですね。その点、Ninja400はイージーに操れるため、ストレスなく誰もが楽しめるはず」(伊丹氏)

排気音に関しては、これはもうZXR250の圧勝だ。山間に響き渡るそれは、1.5秒のタイム差や10km/hの速度差を帳消しにして余りあるもの。なんだかんだ言っても、音もまたバイクにとって大切な性能のひとつなのだ。

250cc4気筒の実力再検証する本特集、次ページではZXR250とNinja400を比較したサーキットテスト&0-1000m全開加速テストの結果をまとめた上で、新型Ninja ZX-25Rの可能性を探ってみる。

●文:伊丹孝裕 ●写真:真弓悟史

WEBヤングマシン編集部

最終更新:3/25(水) 11:30
WEBヤングマシン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事