2019年秋のラグビーワールドカップの盛り上がりが日本テレビに追い風になったことはよく知られている。
「私たちも、初めてのラグビーワールドカップ自国開催ということでラグビーの人気が高まることを信じて編成しましたが、その想像をはるかに超える盛り上がりでした」
そう語るのは日本テレビ編成局の田中宏史編成部長だ。
ラグビーW杯の日本戦は、予選リーグの9月20日の対ロシア戦、10月5日の対サモア戦、10月13日の対スコットランド戦が日本テレビの中継、9月28日の対アイルランド戦と決勝トーナメントの10月20日の対南ア戦がNHKの中継だった。
ビデオリサーチ調べの平均視聴率では、日本テレビが中継した9月20日が18・3%、10月5日が32・8%、13日が39・2%と、驚異的な数字を叩き出した。10月20日のNHKが中継した対南ア戦は41・6%で、1年間で最も高い視聴率という記録を打ち出した。
日本戦以外の試合も視聴率は高く、日本テレビが中継した9月21日のニュージーランド対アイルランド戦も16・5%という高視聴率だった。
日本テレビは目下、視聴率競争では民放で首位を走り続けている。このところテレビ朝日の猛追を受けてはいるが、13歳から49歳のコアターゲットに焦点をあてた戦略を展開し、それぞれの時間帯での番組強化を図っている。
このところ健闘しているのは平日朝8時からの情報番組『スッキリ』だ。出演者の山里亮太さんの結婚など話題も多かった。
この時間帯ではテレビ朝日の『モーニングショー』が視聴率トップだが、それに続いて『スッキリ』がフジテレビの『とくダネ!』を抜いて、僅差だが2位に浮上している。加藤浩次さんに近藤春菜さん、局アナの水卜麻美さんというキャスター陣のチームワークの良さも貢献しているようだ。
田中編成部長がこう語る。
「『スッキリ』だけでなくその前の『ZIP!』もそうですが、朝の情報番組については、いろいろ強化のための取り組みをしてきたのが功を奏しつつあります。『ZIP!』も4月にコーナーの見直しをするなどしてきて視聴率が上向いているし、『スッキリ』にはさらに顕著に成果が現れています。様々なニュースにスピード感を持って対応していくという姿勢が視聴者の方々に伝わり出しているのではないかと思います。
今年の24時間テレビでは4人のランナーが駅伝方式で走りましたが、そのうちの2人は『スッキリ』の女性キャスターということもあり、さらに『スッキリ』のチームワークが固まったと思います」
最終更新:3/25(水) 16:09
創



























