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ファミリーコア獲得狙うTBSの次の課題

3/25(水) 16:12配信

創

『NEWS23』小川さんのキャスターとしての思い

「彼女はニュースへの思いがとても強い人です。記者が書いた原稿をただ読むのではなく、自分に引き寄せて考え咀嚼し、なるべく自分の言葉で伝えようと日々努力しています。そのあたりがもし、うまく伝わっていないとすると、僕らの見せ方がまだ不十分なのかもしれないですね」
 そう語るのはTBSの夜のニュース番組『NEWS23』の米田浩一郎プロデューサーだ。「彼女」とはもちろん、この6月からメインキャスターを務める小川彩佳さんのことだ。テレビ朝日『報道ステーション』のサブキャスターからAbemaTVのキャスターに移った後、2019年春に、テレビ朝日を退社。6月からTBS『NEWS23』のキャスターとして登場し、大きな話題になった。
 それから5カ月半を迎えた小川彩佳キャスターに話を聞いた。
「6月から番組に加わり、めまぐるしく日々が過ぎていくなかで、当初はスタジオでの仕事をまっとうするのが精いっぱいでした。最近になってようやく、徐々にこのリズムに体が慣れてきました。ですからお昼の時間に少しずつ取材に出させていただいています」
『報道ステーション』時代はなかなかその機会がなかったが、現場に出たいという気持ちは以前からあったのだという。
「『報道ステーション』時代はサブキャスターで、メインの古舘伊知郎さんや富川悠太さんが現場に出る場合もスタジオを守るという役目を任されたので、なかなか現場に出ることはなかったのです。でもそれでも模索して少しでも現場に出ようという気持ちはありましたし、自分なりに実現させてきました。現場で得られる経験の大きさはずっと感じてきました」
 それは小川さんなりのキャスター観に基づくものだという。
「ニュース番組ではメインキャスターはスタジオにいるものという基本的な考え方がありますが、私は現場に足を運んで当事者にお話を聞くといった経験を積んでいかなければ、スタジオでの話にも説得力が伴わないと思っています。34歳のアナウンサー経験しかない私の場合はなおさらそうですね。スタジオで普段話す言葉に説得力を感じていただくためにも、現場をきちんと見るという経験は積まなければいけないと思っています。
 特に今年は台風が上陸して大きな被害が出ることも多かったので、そのタイミングで出していただきました。現場から中継というのはまだないのですが、現場で朝から取材をして、そこで撮ってきた映像を編集して夜にスタジオでお伝えするというのは何度かありました。
 これからは夜にスタジオに帰ってこられないような取材、例えばアメリカ大統領選なども行うことになるかもしれません」

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最終更新:3/25(水) 16:12

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