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韓国芸能界で広がる「コロナ寄付」 本人たちが隠さず公表するワケ

3/26(木) 9:01配信

FRIDAY

世界中で感染拡大中の新型コロナウイルス。その中でも韓国は大邱(テグ)での集団感染をキッカケに感染者が9000人を超えるなど(25日現在)、大きな波紋を呼んでいます。

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そのような状況の中で、多くの韓国芸能人たちが「コロナ感染防止」のための多額の寄付を行い、その善行が大きく報道されています。

実は、韓国では今回の新型コロナに関連する寄付以外でも、芸能人たちがボランティアや寄付活動を行うことが多くあります。いったい何故なのか? 今回は、その背景を紐解いてみたいと思います。

◆K-POPアイドルから大御所の俳優まで広がる「寄付天使」

韓国には「寄付天使」という言葉があります。これは「寄付を積極的にする人」のことを指し、主に芸能人や有名人に対して使われます。そのような言葉が生まれるくらい、韓国の芸能界の中では寄付が身近な行為なのです。

今回のコロナ感染対策でいえば、韓国版の『花より男子』や『相続者たち』などのドラマで主演を務め、日本でも人気のある俳優「イ・ミンホ」が、自身のファンと共同で合計3億ウォン(約2600万円)の寄付を8機関に対して行いました。

また女優の「パク・シネ」は低所得世帯の児童のために5000万ウォン(約430万円)を、アカデミー賞4部門受賞に輝いた『パラサイト』のポン・ジュノ監督は1億ウォン(約860万円)を寄付したとか。

K-POPアイドルや歌手の間でも寄付の輪は広がっています。歌手で女優の「IU(アイユー)」は1億ウォン(約860万円)、日本でも人気のある『TWICE』のメンバー「ダヒョン」は5000万ウォン(約430万円)、日本でも活躍する歌手「ジェジュン」は3000万ウォン(260万円)と、みな積極的にコロナ感染対策に手を挙げています。

寄付リレーは個人だけでなく団体にも波及しています。BoAや東方神起などが所属する大手芸能事務所「SMエンターテインメント」は、5億ウォン(約4300万円)という大きな金額を全国災害救護協会に寄付しました。

一方で、そんな寄付という純粋な善行の中で、「寄付をしていない芸能人」や「寄付したものの金額が少ない芸能人」が批判される残念な話もあります。

スポーツソウルのコラム記事では「特に金額やその内容で、寄付活動の意味と価値を評価してはならない。寄付する金額の大小が、寄付活動の価値と比例するわけではないからだ」と、悪質なコメントをするネットユーザーに注意喚起をしています。

◆「善行は隠れてするもの」は日本だけ?

なぜ、韓国ではこんなに寄付活動が盛んなのでしょうか?

イギリスの「Charities Aid Foundation(CAF)」が2017年に発表したデータによると、韓国はCAFが定めた寄付指数は34%。日本の寄付指数は22%なので10ポイントもの差がついています。

また、寄付経験のある人口の比率は40%(世界33位)にもなり、日本の18%(世界99位)を大きく引き離しています。このデータを見ても韓国人は寄付をする人たちが多いということがわかります。

寄付情報サイト「きふる」のコラムによると、韓国も以前は日本と同じように「善行は隠れてするもの」という風潮があったようです。

しかし、徐々にその考えは変わっていき、今はその反対に「売名と批判されようと『善』であることに変わりはないのだから、良い影響を受けてくれる人もいるはずだ」という世論になってきているのだとか。

そのため、世間の注目を集める芸能人を中心として、寄付などの「善行」を行うことが一般化していったようです。

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最終更新:3/26(木) 9:01
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