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斎藤佑樹、田中正義、安楽智大……崖っぷちに追い込まれた「ドラ1右腕」たち

3/27(金) 11:01配信

週刊ベースボールONLINE

 アマチュア時代には名を轟かせていた「ドラ1右腕」もプロの世界で伸び悩むケースは珍しくない。西武を昨季限りで現役引退した最速155キロ右腕・大石達也(現・球団本部ファーム・育成グループスタッフ)も早大で「メジャーに通用する逸材」と評価されて、2010年のドラフト時には5球団が競合して西武に入団したが、プロでは右肩痛に苦しんで思うような結果が出せなかった。今季が正念場の「ドラ1右腕」たちは意地を見せられるだろうか。

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・斎藤佑樹(日本ハム)
 早実の3年夏に全国制覇。この大会で投球回69、投球数948はいずれも一大会の史上最多記録で、決勝戦で駒大苫小牧高のエース・田中将大(現ヤンキース)に投げ勝った試合は高校野球の歴史に残る名勝負として現在も語り継がれている。端正な顔立ちに加え、ハンカチで汗を拭く姿が話題になって人気は社会現象に。早大に進学後も東京六大学野球史上6人目となる通算30勝300奪三振を達成するなど野球の枠を超えたスターとなった。だが、10年のドラフトで4球団競合の末に日本ハム入団後は試練の日々が続いている。1年目の6勝が自己最多で15年以降の5年間でわずか2勝のみ。18、19年は未勝利に終わった。プロ10年目の今季はアマチュア時代の輝きを取り戻せるか。

・安樂智大(楽天)
「怪物」として全国に強烈なインパクトを与えたのが済美高の2年春だった。センバツで甲子園最速の152キロを計測。全5試合に先発登板して初戦で232球を投げて延長13回完投するなど投球数は計772球に上り、「将来を考えると投げ過ぎだ」と大きな反響を呼んだ。2年夏も全国大会初戦で甲子園最速の155キロを計測。大会後は18歳以下の世界野球選手権の日本代表に選ばれ、予選1次ラウンドのベネズエラ戦で2安打16奪三振無四球完封勝利、2次ラウンドのキューバ戦で8回10奪三振無失点の快投を見せた。14年のドラフトで2球団競合し、楽天に入団。将来のエースと嘱望されたがケガで満足な数字を残せず、プロ5年間で計5勝のみ。昨年10月に右ヒジを手術し、今年は完全復活を目指す。

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最終更新:3/27(金) 11:36
週刊ベースボールONLINE

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