ここから本文です

転落の“元逸材”ワーストイレブン。一瞬の輝きは今や昔。将来嘱望も…ブレイク逃した男たち

3/27(金) 7:08配信

フットボールチャンネル

 欧州4大リーグでブレイクしかけたものの、第一線から消えて久しい選手というのは数多くいる。いくら才能があっても、トップレベルの厳しい世界で生き残っていけるのは一握りだけだ。今回はかつてワールドクラスのポテンシャルを秘めると高く評価されていた元逸材たちの中から、転落ぶりが著しい11人の選手たちを紹介する。

GK

シモーネ・スクフェット(イタリア)
生年月日:1996年5月31日(23歳)
現所属クラブ:スペツィア(イタリア2部)
今季リーグ戦成績:23試合出場21失点

 2014年2月1日、スクフェットは負傷したGKゼリコ・ブルキッチの代役としてトップチームデビューを飾る。正守護神が試合直前に負傷したことによる緊急出場ではあったが、17歳でセリエA初出場を果たし、その後もシーズン終了まで定位置を譲らなかったことで評価は急速に高まった。

 しかし、デビューシーズンが終了した直後のオフにアトレティコ・マドリーへの移籍話を断ったことで所属するウディネーゼとの関係が悪化。ここから各年代のイタリア代表に名を連ね、A代表合宿にも招集された神童の苦難が始まる。

 2014/15シーズンは再び控えに降格し、2015/16シーズンはセリエBのコモへ武者修行へ。1年でウディネーゼに復帰してもベンチ生活から抜け出せず飼い殺し状態が続いた。20代序盤の最も成長できる時期をフイにしてしまったのだ。2018/19シーズンはトルコのカシムパシャへ期限付き移籍し、今季もセリエBのスペツィアに貸し出されている。ウディネーゼとは2022年夏までの長期契約を結んでいるが、決して関係が良くない現状を打破できなければ特大の才能は埋もれたままで終わってしまいそうだ。

DF

ジョン・フラナガン(元イングランド代表)
生年月日:1993年1月1日(27歳)
現所属クラブ:レンジャーズ(スコットランド1部)
今季リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト

 リバプールの下部組織で育ち、2011年4月に18歳でトップチームの公式戦デビューを果たした。その後はなかなか出番が増えなかったものの、2013/14シーズンは主力としてリーグ戦23試合に出場し、2014年6月にイングランド代表デビューを飾る。

 しかし、2014/15シーズン開幕前にひざを負傷してからキャリアは暗転してしまった。度重なる負傷に悩まされるようになったフラナガンは2016/17シーズンのバーンリーへの期限付き移籍でも往時のパフォーマンスを取り戻せず、2018年夏にリバプールを退団することになる。その後、リバプール時代の偉大な先輩スティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズに拾われたが、スコットランドでも才能は開花しきらず、下り坂を転げ落ちるようなキャリアを送っている。

ブレーノ(ブラジル)
生年月日:1989年10月13日(30歳)
現所属クラブ:ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル1部)
今季リーグ戦成績:0試合出場/0得点0アシスト

 2007年末にブラジルの名門サンパウロからバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれ、2008年の北京五輪では母国の銅メダル獲得に貢献するなど、当時はブラジル代表を背負って立つセンターバックとして将来を嘱望されていた。しかし、精神面の未熟さや大怪我もあってドイツで殻を突き破れないまま年数だけが経過していく。

 すると2011年9月に事件は起きた。ブレーノは自宅への放火の疑いで逮捕され、実刑判決を受けて刑務所で3年9ヶ月もの長期間にわたって服役することとなった。怪我の後遺症に苦しみ、アルコール依存症という問題も抱えていた。だが、模範囚として仮釈放された後、古巣バイエルンで短期間ユースチームのコーチを務めたのちにブラジルへ帰国。

 2015年に古巣サンパウロで現役復帰を決断する。同年8月には約4年ぶりの公式戦出場も果たすが、再び右ひざに問題が起きて2度の手術を受けることになった。再起をかけて2017年5月にヴァスコ・ダ・ガマへ移籍するも、2018年8月を最後に公式戦の出場記録が残っていない。

マルク・ムニエサ(スペイン)
生年月日:1992年3月27日(27歳)
現所属クラブ:アル・アラビ(カタール1部)
今季リーグ戦成績:16試合出場/1得点3アシスト

 ペップ・グアルディオラ監督が就任1年目の2008/09シーズン最終盤、当時Bチームよりも1つ下のフベニールA所属にもかかわらず、ムニエサは途中出場でトップチームのリーグ戦デビューを果たす。しかし、その試合で痛恨の一発退場処分を受けてしまった。このシーズンはチャンピオンズリーグ(CL)決勝でもベンチ入りしてバルセロナ優勝の瞬間を味わうことができた。

 その後はBチームが主戦場となり、2011/12シーズンにCL2試合とリーグ戦1試合に出場したのち、2012/13シーズンからトップチームに正式昇格した。しかし、バルセロナでのキャリアはこの年まで。2013/14シーズンからはイングランドに新天地を求めたがストークでは定位置を確保しきれず、2017年夏にスペインへ戻ってジローナの一員になっても伸び悩み続けた。

 今季からは欧州を出て、カタール・スターズリーグのアル・アラビに所属している。センターバックとしては小柄かつ細身で、左サイドバックとしては機動力に欠ける中途半端な特徴がステップアップを阻んだとも言えるかもしれない。

1/3ページ

最終更新:3/27(金) 7:08
フットボールチャンネル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo! JAPAN 特設ページ