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PTアストラホンダ CRF150L試乗インプレッション【軽快に振り回せる快感】

3/27(金) 11:52配信

WEBヤングマシン

コスパよく本格オフロード走行も許容

インドネシアのPTアストラホンダが販売するフルサイズトレール車「CRF150L」が、バイク館SOXを通じて日本に上陸。ショーワの倒立フォークにニッシンのキャリパーなど、小排気量のモデルとは思 えない足まわりで、本格的なオフロード走行も十分に楽しめる。

[○]動きのいい前後サス。完成度は非常に高い

空冷かつ小さなエンジンであることに違和感を覚えるほど、モダンなスタイリングのCRF150L。国内の正規ラインナップにあるCRF250Lよりもスリムな上にシャープで、こちらの方が速そうに見えるほどだ。

〈【PT ASTRA HONDA CRF150L】主要諸元 ■全長2119 全幅793 全高1153 軸距1375 シート高869(各mm) 車重122kg ■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 149.15cc 12.9ps/8000rpm 1.3kg-m/6500rpm 5段リターン 燃料タンク7.2L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=2.75-21 R=4.1-18 ●色:赤 ●価格:39万9000円〉

〈【CRFシリーズの流れを汲む本格的なスタイル】フロント21/リヤ18インチのフルサイズトレール車で、インドネシアでは’18年モデルが初出。車体サイズはCRF250Lよりも全長が76mm短く、全高は42mm低いだけだ。ブレーキディスク径はフロントφ240mm、リヤφ220mm〉

〈オフロードライディングに適したバランスのいいライディングポジションであり、足着き性についても許容範囲と言える。[身長175cm、体重62kg]〉

フロント21インチ、リヤ18インチホイールを採用するフルサイズのトレール車だけあって、シートはそれなりに高い。だが、乗車1Gでサスがスッと沈み込む様は兄貴分の250L譲りであり、またがった瞬間から良い走りを期待させてくれる。

149ccの空冷SOHC2バルブ単気筒は、約13psという最高出力を公称。これは水冷125ccクラスとほぼ同等だが、排気量がわずかに大きい分だけ低中回転域のトルクは厚く感じる。走行中はメカノイズが耳に届くものの、それとは対照的に微振動は少ないので巡航は苦手ではない。ただし、メーター読みで100km/hは出せるものの、トップ5速でレブリミットの手前までブン回している雰囲気があるので、高速がメインの使い方には不向きかもしれない。

ハンドリングについては、まさにトレール車の典型であり、車体の圧倒的な軽さも手伝って、タイトな峠道の下りは驚くほどに速い。標準装着タイヤはIRCのトレイルGPで、舗装路でのグリップ力はそれなりだが、滑り出しが穏やかなのとサスペンションの路面追従性がいいので、たとえ流れても自信を持ってコントロールできる。

そして、このCRF150Lが最も輝くのがやはりオフロードだ。250Lより22kgも軽くてスリムなこと、またエンジンがパワフルすぎないことから、積極的にスロットルを開けられるのだ。FIのレスポンスは実に適切で、スライドの制御もスムーズ。加えて、前後とも200mmオーバーのホイールトラベル量は非常に心強く、特に大きな段差を乗り越える際の安心感たるや絶大だ。

なお、ブレーキは前後ともニッシン製のキャリパーとウェーブディスクを採用。街中からオフロードまで扱いやすく、特に不満らしい不満はなし。ただし、ABSはインドネシア本国でもタイプ設定されていないので、その点は注意しておこう。

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最終更新:3/27(金) 11:52
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