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世界で23億人が「都市封鎖」状態に 感染拡大を止められるか

3/27(金) 19:33配信

ニューズウィーク日本版

──世界各地で「都市封鎖(ロックダウン)」の措置を講じる国・地域が相次いでいる.....

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月31日に「中国・武漢で原因不明のウイルス性肺炎が確認された」と世界保健機関(WHO)へ報告されて以来、わずか3ヶ月足らずで世界198の国と地域に感染が拡大し、世界全体で46万2684名の感染が確認され、2万834名が死亡している(2020年3月26日時点)。

● 動画:世界各地の都市封鎖の様子、暴力をふるうインド警察......

■ インド、欧州、アルゼンチン、中東、マレーシア、ニュージーランド......

世界各国では、感染拡大を抑制または遅延させるための公衆衛生戦略として「社会的距離戦略(ソーシャル・ディスタンシング)」がとられている。人々の行動を制限し、人と人との間の物理的な距離を保ち、接触機会を減らすことで、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が他の人に飛散する機会を低減させるというものだ。

国や地域を封鎖し、国民や市民、企業の活動を強制的に制限する「都市封鎖(ロックダウン)」の措置を講じる国・地域も相次いでいる。

人口13億5300万人を擁するインドは、3月24日、全土を対象に21日間の都市封鎖を宣言した。ナレンドラ・モディ首相は「社会的距離戦略が、新型コロナウイルスと戦う唯一の選択肢だ」と述べ、一切の外出を止め、自宅にとどまるよう国民に訴えた。

インドと同様、死亡者数が最も多いイタリア、死亡者数がこれに次ぐスペインのほか、フランス、英国、ベルギー、デンマークなどの欧州諸国、南米のアルゼンチンやコロンビア、中東のイスラエル、クウェート、アフリカのモロッコ、南アフリカ共和国、マレーシア、ニュージーランドなども、全土で都市封鎖されている。

■ 米国人口の約3分の1がロックダウン

また、感染者数が世界で最も多い米国でも、カリフォルニア州で3月19日に外出禁止命令が発出されて以降、ニューヨーク州、イリノイ州、ワシントン州、ハワイ州などでも同様の措置がとられ、米国人口の約3分の1が都市封鎖の状態に置かれている。

世界全体でみると、その規模は、第二次世界大戦前の1940年時点の世界人口23億人を超えている。

日本でも、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、3月19日付の「新型コロナウイルス感染症対策の現状分析・提言」において、「患者集団(クラスター)が断続的に発生し、その大規模化や連鎖が生じる可能性があり、患者が爆発的に急増する『オーバーシュート』が起こりかねない」と指摘。「その場合における政策的な選択肢は、都市封鎖に類する措置以外にほとんどない」との厳しい見通しを示している。

松岡由希子

最終更新:3/27(金) 21:24
ニューズウィーク日本版

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