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米国株の反発は本物か…上昇一服となればどこまで下げるか?

3/27(金) 12:51配信

幻冬舎ゴールドオンライン

米国株式市場では、NYダウの急反発がみられています。直近の安値から20%の回復となっており、本格的な上昇を見込む声も聞かれ始めました。一方、新型コロナウイルスの影響は、やはり気がかりです。NYダウの上昇が続く場合、上値はどのあたりまで見込めるのか、反対に、下落する場合の下値はどのあたりになるのか、考察します。

NYダウは直近安値から20%超の反発を達成した

米国株のリバウンドが続いています。3月26日は、新型コロナウイルスの問題を受けた米国政府による大規模な経済対策への期待が一段と高まり、NYダウの終値は前日比1,351.62ドル高の22,552.17ドルとなりました。

NYダウはこれで3日続伸となり、直近安値から20%超の反発を達成しました。米国のメディアの中には、3月11日から続いた弱気相場は史上最短で終了したと伝えているところもあります。

米国議会の上院で25日夜、個人への現金給付や企業への資金支援などを盛り込んだ総額2兆ドル(約220兆円)規模の経済対策法案が可決され、下院でも27日には採決が行われる見通しです。米国の国内総生産(GDP)の1割にも相当する大規模な経済対策であり、市場の想定よりも早期に実現する見通しとなったため、投資家の歓迎ムードが広がりました。

また、FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長がこの日、金融安定監視評議会(FSOC)で「FRBは経済を守るためにあらゆる政策手段を講じる」と発言したことも、投資家の安心感につながっています。

この日に注目されたのは、労働省が朝方発表した前週(3月21日まで)の新規失業保険申請件数です。季節調整済みで328万3,000件となり、前週比で約12倍に増えました。過去最大の記録であり、新型コロナウイルスの影響で工場の操業停止や店舗閉鎖が相次ぎ、企業によるレイオフ(一時解雇)が急増したためと報じられています。

これは当然ネガティブなニュースですが、市場ではもともと大幅な数値悪化が見込まれていたこともあり、相場への影響は限定的となったようです。

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最終更新:3/27(金) 12:51
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