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嗅覚と味覚の異常-「新型コロナウイルス」の症状と「今、私たちがとるべき行動」を専門家が解説

3/28(土) 18:22配信

ハーパーズ バザー・オンライン

 世界中の医療従事者たちが「新型コロナウイルス」の感染拡大を食い止めようと戦い、一部の国では不眠不休の努力を続けている。そんななか、突然の味覚と嗅覚の喪失が、感染の兆候のひとつである可能性が指摘され始めている。
 日本でも27日、嗅覚異常をきっかけに、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手がPCR検査を受けたところ、陽性反応を示したと発表されたばかりだ。

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「無嗅覚症(嗅覚障害)」「味覚障害」と呼ばれるこうした症状はどちらも、一時的に起こるものとしては珍しいものではないそう。英国耳鼻咽喉科医会(ENT UK)によれば、無嗅覚症は、一般的な風邪やその他200種類以上のウイルスによる上気道感染症で引き起こされる場合があるという。

一般的なCOVID-19の症状の可能性も?

すでに米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状として特定している、発熱や咳、呼吸困難などに注意が必要であることはもちろんだが、医師たちはこの新たな発見により、診断を確定することがより容易になると期待している。

また、ほかに感染の症状がない場合でも、自宅待機すべきだと判断するのに役立つとされている。

英国耳鼻咽喉科医会(ENT UK)の声明によれば、韓国や中国、イタリアなど、早い時期から感染者が急増した国の医師たちは、検査で陽性となった人のうち相当数が、味覚と嗅覚の喪失を訴えていることに気付いたそう。ドイツで感染が確認された人のうち3分の2以上が、そして韓国では検査で陽性反応が示さた人のうち30%が、匂いがわからないと訴えていたのだとか。

また、医師たちがさらに高い関心を示しているのは、検査で陽性の結果が出ても、匂いや味がわからないこと以外、何の症状もないという人が増えていること。ENT UKによると、イラン、フランス、アメリカ、イタリア北部で、無嗅覚症の症例が増加しているという。

ただし、残念なことにほとんどの場合、これらの症状が出ているだけでは、新型コロナウイルス感染の検査を受けるべきとの判断には繋がらないのが現状とのこと。

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最終更新:3/31(火) 19:42
ハーパーズ バザー・オンライン

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