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スペイン警察、外出禁止令を破る市民にドローンで警告

3/28(土) 20:40配信

MEN’S CLUB

スペイン警察が行っている警告方法は、「社会的距離戦略を実施するための必要な方法」と言っていいのでしょうか。

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 新型コロナウイルスの壊滅的なパンデミック(世界的流行)を受け、あらゆるソーシャルメディア上で、「公共空間で過ごすこと」が新たな吊し上げの対象となっています。

 そして各国の公衆衛生当局のほうも、外出禁止を呼びかけるようになりました。ですが、この指示に従っている市民にとっては苛立たしいことに、一部の人々はこのウイルスによる数千人の死がなかったかのように、現在も通常の生活をくっている人々もいます。

 このような市民を屋内にとどめ、ウイルスの指数関数的な拡散を防ぐため、スペイン政府はスピーカーを取り付けたドローンで、現在も外に出ている人々を見つけては警告を行っています。

 スペインでは、2020年3月14日から全土で封鎖措置が取られているため、この方策はさらなる新型コロナウイルスの拡散を防ぐためには極めて意味のある手段と言えるでしょう。患者の増加スピードの抑制を目指すこの方針の背景には、人々が一丸となって公共空間を避けなければ、病院はあっという間に収容能力を超え、さらに多くの人々が亡くなってしまうという想定があります。

 また、中国国営の通信社「グローバル・タイムズ」でも2020年1月に、警察官と思われる女性がドローンに装着したスピーカーで市民に対しマスクの装着を促したり、自宅に留まるよう指示する様子を捉えた動画を投稿していました。

 しかし、この動画については、インフルエンサーが投稿したフェイクの可能性も指摘されているので、その真意は定かではありません。中国政府が、本当に検疫措置の実施にドローンを使用したのかに関しての正式コメントもありませんし…。

 しかしながら、スペイン国内でドローンによって市民へ警告がなされている様子は、BBCのツイッターアカウントに動画が投稿されています。とは言え、米国でも同じような方法がとられるかどうかは微妙なところ。ましてや日本では、それはほぼないことでしょう…。

 米国に関しては、そもそも州ごとに検疫の厳しさが異なっており、規制がつぎはぎだらけになっています。また米内務省は2020年1月に、サイバーセキュリティ上の懸念を理由として、中国製ドローンや中国製部品でつくられたドローンの飛行禁止令に対し署名しています。

 ともあれスペイン警察の、この画期的なパトロール方法が共有された現在、多くの国がその前向きな検討を急いで進めていることでしょう。

最終更新:3/28(土) 20:40
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