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世界最古の木造建築「法隆寺」 火災で失われた壁画はどんなものだったのか

3/28(土) 17:00配信

文春オンライン

 飛鳥時代に創建された法隆寺は世界最古の木造建築であり、日本で初めて登録された世界遺産でもある。本尊が安置されるその金堂の内部は、美しい仏教壁画で彩られていた。

 1949年、修復作業中の金堂で火災が発生。壁画の大半が焼損するという悲劇が起こる。約1300年前に描かれた貴重な壁画を失ったことを契機に、翌年文化財保護法が制定されるに至った。

 仏菩薩浄土を表した12面の壁画はどんなものだったのだろうか。本展では焼損以前の模写作品、焼損後にガラス乾板や模写を元に、安田靫彦や前田青邨といった日本画家が取り組んだ再現壁画などから、その全貌と魅力に迫る。

 さらに昭和初期まで金堂に安置されていた国宝・百済観音像も公開される。失われた壁画と今もなお煌めく仏像。長い年月の中で紡がれてきた数知れない運命の痕跡と対峙する、そんなおののきすら感じる展覧会である。

INFORMATION

『法隆寺金堂壁画と百済観音』
開催時期は東京国立博物館の公式HPにてご確認ください。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1984

特別展 公式HP
https://horyujikondo2020.jp/

林 綾野/週刊文春 2020年4月2日号

最終更新:3/28(土) 17:00
文春オンライン

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