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『ボールルームへようこそ』で注目 仕事も結婚生活も大事なことは全て「競技ダンス」が教えてくれた

3/28(土) 12:00配信

Book Bang

『ボールルームへようこそ』『10DANCE』など漫画やアニメの影響で注目を集めている「競技ダンス」。

 それってどういうスポーツ? と疑問に思った方でも、映画「Shall we ダンス?」やバラエティ番組の企画「ウリナリ芸能人社交ダンス部」を例に出せば汲み取っていただけるだろう。

 今回は、一橋大学の競技ダンス部に所属していた経験を元に、「学生競技ダンス」の世界を描いた青春ドキュメント『紳士と淑女のコロシアム「競技ダンス」へようこそ』を刊行した二宮敦人さんに、競技ダンスの魅力やそこから得た教訓、本作を書き上げた熱い想いなどについて聞いた。

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――今回の新刊は400頁を超える大作ですが、冒頭の「はじめに」の数頁を読んだだけで、ぐぐっと物語の中に引き込まれました。それほどリアルで、競技ダンスの楽しさ、苦しさ、魅力にあふれる作品でした。

二宮 ありがとうございます。私も学生時代、部室で一生懸命読んでいたダンスビュウさんに取材して頂いて嬉しいです(笑)。大学(一橋大学)の舞研を卒部して10年、ようやく当時のことを客観視して、言語化できるようになりました。

――物語の中で、担当編集者の方とのやり取りが書かれていましたが、10年経ってようやく「僕は踊れる小説家である」と言えるようになった、ということでしょうか? 

二宮 10数年前の4年間は、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。4年間をダンスに捧げたと言ってもいいくらい…。でも、あまりにその情熱が剥き出しで、4年生の最後のほうは、パートナーや後輩との人間関係で自己嫌悪に陥ったり、正直、ダンスから逃げ出すのに精一杯という感じにもなりました。だから、それからしばらくは、あえてダンスの話を周りにしなかったんです。ところが、たまたま編集者の方とダンスの話を始めたら、次から次へと言葉が出てきて、抑え込まれていた気持ちも溢れてきて、「書くなら今しかない」と思ったんです。

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最終更新:3/28(土) 12:00
Book Bang

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