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久保建英世代のすごいヤツらが続々。 バルサの難局を彼らは救えるか

3/28(土) 12:00配信

webスポルティーバ

バルセロナの不安定な魅力9

 ヨハン・クライフが作り上げたバルセロナの下部組織「ラ・マシア」は、リオネル・メッシの"降臨"によって、ひとつの結実を得た。しかし、それで満足するべきではない。現在、未来にその伝統を継承するべきだろう。掲げた理念よりも重要なことは、何ひとつない。

【動画】久保建英の今季ラリーガTOP5スキル

 今のバルサは、セルジ・ロベルト以降、ラ・マシア組から主力を出せていない。それは危機と言える。また、プレースタイルも結果を優先した、退屈な戦いに変化しつつある。それに加えてメッシも今年33歳となり、終わりの時は近づいている。

 来るべき難局を救えるのは誰なのか?

 ラ・マシアは、今も人材を育んでいる。

 17歳になるアンス・ファティは、メッシの後継者のひとりだろう。16歳でトップデビュー。アフリカ、ギニアビサウ(ポルトガルが元宗主国)出身で、幼少期に渡ったセビージャで下部組織に入団後、10歳でラ・マシアへ。当時から実力は別格で、久保建英とはチームメイトになっている。ファティは久保のパスを受け、ゴールを決めていた。

「Desborde y Velocidad」(崩しとスピード)

 それはラ・マシアのサイドアタッカーに対するスカウティングの基本となっているが、ファティは卓抜としたゴールセンスも備える。その点でメッシと共通している。ゴールに近づくたび、たいていの選手は技術の精度が下がるものだが、ファティは少しも落ちない。

 デビュー2戦目でいきなりゴールし、クラブ史上最年少得点記録を更新。昨年末にはチャンピオンズリーグ(CL)インテル戦で得点し、CL史上最年少得点者にもなった。

 ファティの課題は、メッシのように戦うたびに成長できるかどうかだろう。キケ・セティエン監督には、右サイドで起用される機会が多いが、これまで主戦場としてきた左サイドと違い、フィットできていない。17歳の選手には酷な要求だが、ピッチの中でどこにいても自分の生きる形を探し、周りを生かせる選手だけが、バルサでは生き残れるのだ。

 ファティ以外にも、注目すべき選手はいる。

 20歳のMFリキ・プッチは、今シーズンのバルサBを牽引している。センスだけでいえば、同年代では欧州屈指だろう。小柄だが、小気味よくボールをはじき、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)にも通ずる技術と戦術眼を持つ。ただトップでのプレー機会が継続的に与えられておらず、本人も高いレベルで連戦をするだけの力が備わっていない。濃厚にバルサ色を匂わせる選手なのだが......。

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最終更新:3/28(土) 12:00
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