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自衛隊員の当直仕事はタダ働き。働き方改革から除外? 

3/28(土) 8:52配信

週刊SPA!

―[自衛隊ができない100のこと/小笠原理恵]―

その82 自衛隊にも当直手当と当直明けを!

24時間体制で働く「夜勤」と「宿直勤務」という働き方

 昼夜を問わず、命を守るために働く仕事があります。新型コロナウイルス問題もあり、病院は難しい感染予防対策を考えながら医療サービスを維持できるように頑張っています。医師や看護師、そして、PCR検査をする臨床検査技師などは、非常に神経を使っていることでしょう。命を預かる医師や看護師には夜勤がある人も多く、ナースコールは24時間対応し、医師も駆けつけてくれます。とてもありがたいことですよね。

 このような24時間体制の職種や職場には、それなりのルールがあります。

「夜勤」と「宿直勤務=(当直)」という2種類の分類が労働基準法にあります。「夜勤」は「日勤」と同等に労働時間とみなされます。さらに、夜の勤務は割増賃金(時間外、深夜、休日等)を支払わなければなりません。しかし、宿直(当直)業務と登録された業務は割増料金を払わないでいいことになっています(事前登録が必要)。

 宿直(当直)業務と認められるのは、巡回や電話待機などの軽微な仕事で、十分に睡眠時間が取れるようなものを指します。夜勤とは仕事の性質が違います。

 当直業務を登録するための条件は3つあります。

①通常の勤務とは完全に切り離されていること
②睡眠設備を設置していること
③宿直(当直)業務は原則として週1回を限度とすること

 宿直(当直)業務を逸脱するような仕事をした場合は夜勤とみなされ、割増料金のある賃金を支払わなければなりません。もちろん、宿直(当直)業務もタダ働きではなく、賃金は通常賃金の3分の1程度を支払うことが義務づけられています。タダ働きではありませんが、割増賃金よりは目減りします。

 看護師が不足していますから、宿直(当直)業務と同時に通常業務もしてもらい、夜勤扱いで賃金を支払う病院も多いかと思います。人手不足の職場にはまずは賃金と待遇を改善することです。目先のお金をケチっていては大事な看護師に逃げられます。これは重要なポイントです。

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最終更新:3/28(土) 14:04
週刊SPA!

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