昨季、ブレイクを果たした森島司が、今季も初戦から最高の入りを見せた。ルヴァン杯で絶妙なアシストをマークすると、リーグ戦でもゴールを記録。
東京五輪も視野に入れるシャドーが、個人としても開幕ダッシュに成功した。敵陣を切り裂くアタッカーが目指すのは、主力選手としてのタイトル奪取。
チームのみならず、背番号10を背負う森島にとっても今季は勝負の年となる。
──新型コロナウイルスの感染拡大でJ1リーグ、ルヴァン杯グループステージの日程が延期となってしまいました。
「もちろん、そのまま試合をしたかったですけど、こればかりは仕方ないです。ネガティブになっても仕方ないですし、監督や周りのみんなも『やれることをやるしかない』という感じで『中断期間も、しっかり練習していこう』という前向きなものでした。ただ本音では、早く再開して試合をやりたいという気持ちがあります」
──昨季の今頃はベンチにすら入れない時期もありましたが、1年で劇的に周囲を取り巻く状況が変わりましたね。
「春先は試合に出られないだけではなく、ポジションもシャドーではなく右のワイドをやっていました。難しいと思っていた中で、シーズン途中からシャドーの位置で使ってもらえるようになりました。実際に試合に出てみて通用することが分かりましたし、得点の部分でアシストもある程度できたので悪くない1年だったと思います」
──アシスト7は、リーグ6位の数字です。
「シャドーをやっている以上、得点とアシストは強く意識しますし、やらないといけないものなので常に狙っています」
──その意味ではルヴァン杯、リーグ戦ともに最高の出だしとなりましたね。
「個人的なものは別として、チームとして両方とも無失点、そして複数得点を取れたので良かったと思います」
──昨年と比べて特に変わったと感じる部分は、どこになるでしょうか?
「ショートカウンターの意識とか戦術の面もそうですけど、メンバーがほとんど変わることなく昨季から常に積み上げができています。そこが一番大きいと思います。昨季からの積み重ねで、入りの部分では他のチームと差をつけることができました。でも、ここから相手チームも仕上げてきますし、失点したときとか違うシチュエーションになったときの対処法が重要になってくると思います」
──となると中断期間というのは、もしかしたら相手チームに有利に左右するかもしれませんね。
「そうですね。でも、そのぶん自分たちもさらにチーム状態を高めることができます。維持をするわけではなく、さらに高めていく期間なので、そこは他のチームと同じだと思っています」
──今後は過密日程になる可能性が高いです。調整法も変わってくるのでしょうか?
「過密日程だったところが延期になったので、実際、キツくなると思います。ただ、そこはみんな一緒ですし、このチームは層が厚いので誰が試合に出ても高いレベルのプレーができます。なので自分は一試合一試合、全力を出し切るだけだと思っています」
最終更新:3/29(日) 12:00
広島アスリートマガジン































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