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阪神・藤浪晋太郎 「新型コロナ感染」の悲運、“復活の兆し”もあったのに…

3/29(日) 6:00配信

デイリー新潮

 新型コロナウイルスの影響で、いまだにシーズン開幕の見通しが立たない今年のプロ野球。そんな状態に追い打ちをかけるようなニュースが3月26日に飛び込んできた。阪神・藤浪晋太郎が新型コロナウイルスの検査で「陽性」と診断されたというのだ。プロ野球選手の感染が発表されたのはこれが初めて。これを受けて予定されていた二軍の練習試合は中止となり、寮に住む選手も急きょ移動することになった。

 選手に感染者が出たことで4月24日の開幕を目指していたペナントレースに影響が出るだろうが、何よりも心配されるのが当事者である藤浪自身である。若年層は症状が軽いことが多いとは言われているものの、重症化した例もある。また、当面は経過観察をすることになり、開幕に向けて調整が遅れることは必至だ。

 改めて振り返ってみると、ここ数年、藤浪を取り巻く状況は過酷になる一方だ。

 2016年7月8日の広島戦では序盤3回までに5点を奪われながらも8回まで続投し161球を投じて、金本知憲監督(当時)による“懲罰続投”ではないかと大きな議論を呼んだ。この年には、プロ入り以来続いていた二桁勝利が途絶え、7勝に終わっている。翌年には制球難がさらに悪化し、わずか3勝。18年には5勝と少し持ち直したが、防御率は悪化の一途をたどり、昨年は一軍での登板わずか1試合でプロ入り初の0勝となった。

 好調時は持ち上げても、成績が下降すると一気に非難される……それが阪神という球団の“宿命”である。過去3年間、藤浪は常にバッシングに晒され、他球団にトレードすべきという声も少なくなかった。

 もちろん、この期間、藤浪自身も手を打っていなかったわけではない。シーズンオフには動作解析を行ってフォームの改善に取り組み、またトレーニングで体重増加も図っている。昨年の秋季キャンプと今年のキャンプでは、通算219勝をあげた元中日・山本昌臨時コーチに師事し、“抜けるボール”を減らすことをテーマに取り組んでいた。

 オープン戦では2試合に投げて1勝1敗、防御率4.50だったが、3月11日のヤクルト戦では4回を投げて被安打2、5奪三振、1四球で無失点と見事なピッチングを見せている。また翌週18日のオリックス二軍との練習試合では、リリーフで3回を投げて、5安打を浴びながら1失点と粘りの投球を見せて、与えた四球も1つと先発ローテーション入りへのアピールを続けていた。

 藤浪の持ち味は何といってもその長いリーチから投げ込むストレートと、打者の手元で鋭く横滑りするカットボールである。今年も2月中旬に早くも150キロ台中盤のスピードをマークした。

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最終更新:3/29(日) 12:35
デイリー新潮

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