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台頭する「インフルエンサーハウス」、コロナ危機 の影響は? :「最初から隔離されたような状態だった」

3/30(月) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

この3カ月間に「インフルエンサーハウス」が、米国各地に出現している。インフルエンサーハウスとは、見栄えのする豪邸に、TikTokのクリエイターなど、複数名のインフルエンサーが集い、作品のコラボレーションを行いながら共同生活を送るスタイルを指す。たとえば、「ハイプハウス(Hype House)」や「ガールズ・イン・ザ・バレー(Girls in the Valley)」、歌手リアーナによるフェンティビューティ(Fenty Beauty)の新しい空間などだ。

リアーナは3月6日、TikTokハウスをオープンしてインフルエンサーを住ませる計画を発表した。現在、5人以上のコンテンツクリエイターがこのTikTokハウスで生活しており、フェンティビューティのアカウントと自身のTikTokページに毎日コンテンツを投稿することになっている。だが、クリエイターに報酬が支払われるのか、払われる場合はどれくらいの金額か、フェンティビューティはこれまで明らかにしていない。それでも、世界各国でコミュニティ全体に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大していることにより、多くのコミュニティが、社会的距離と自己隔離に向かうなかで、今後数カ月間にこうしたタイプの空間の開設を検討するブランドやインフルエンサーが増えるかどうかは、現時点では不明だ。在宅して娯楽をスマートフォンに求める人が増えているため、とにもかくにも、コンテンツクリエイターはこれまで以上に多くのコンテンツを制作している。

インフルエンサーマーケティングエージェンシーのオブビアスリー(Obviously)によれば、独自のインフルエンサーキャンペーンから収集したデータに基づくと、TikTokでのエンゲージメントは2から3月にかけて27%増加したという。

「新型コロナウイルスの影響により、コンテンツを視聴したり、コンテンツと関係する自由な時間が増えるのだから、ハウスやコンテンツの視聴回数や認知度が上昇するのは確かだ。ただ、1人でもメンバーが病気になったら、悪影響を及ぼす可能性もある」と、インフルエンサーマーケティングエージェンシー、メディアキックス(Mediakix)の創業者でCEOのエバン・アサーノ氏は語る。

こうしたクリエイターハウスの一部と違って、リアーナのハウスは、自身のブランドであるフェンティビューティにフォーカスし、@Makayladid(フォロワー数31万4000人)、@Thedawndishsoap(フォロワー数110万人)、@Emmycombss(フォロワー数440万人)のような有名人が一時的に住んでコンテンツを制作している。リアーナのハウスにどれくらいの期間滞在するのかは、現時点では不明だ。これらのインフルエンサーは、「#FentyBeautyHouse」というハッシュタグでフェンティビューティのアカウントとそれぞれ自分のアカウントに投稿している。このハッシュタグは現在、2650万回視聴されている。これは、TikTokで人気のスター集団が生活してコンテンツを作成できるように、2019年12月に開設されたハイプハウスの成功に続くものだ。

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最終更新:3/30(月) 12:01
DIGIDAY[日本版]

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